教育

高校工業教育における教育課程の意図、実施及びその達成状況に関する研究(全2冊)

高校工業教育における教育課程の意図、実施及びその達成状況に関する研究(全2冊)

著者:山田宏

発行年月:2026年2月

◆工業高校(高校工業教育)が労働力需要や入学者の特性の変化にも関わらず、その教育内容を適合させることにより、職業教育としての機能を維持し続けることができたのはなぜか。教育課程の3つの側面(意図されたカリキュラム、実施されたカリキュラム、達成されたカリキュラム)に着目した枠組みによって、具体的な事実に基づき豊富な図表を駆使して確認する。◆戦後から現在までの「高校工業教育」を教育/社会の歴史から詳細かつ徹底的に分析。これからの日本・日本人に求められる職業教育とライフコース像を考えるために広く教育・研究・官界・実業界に必読の独創的研究
○推薦の言葉○ 木村 元(青山学院大学特任教授、一橋大学名誉教授)「高校工業科は、入学者の特性や労働力需要の変化への対応などの様々な困難を経ながらも、職業教育の機能が維持されてきたほぼ唯一の後期中等教育機関であろう。山田氏は、二書を通して、カリキュラムの意図・実施・達成の相へ着目し、戦後の職業教育の機能が維持されてきた要因を探るという野心的な試みを行った。小学科の実態の解明をはじめ、職業教育としての機能を維持し続けることができた理由を卒業生のライフコースを交えながら実証的に明らかにしている。幅広い資料を駆使し、これまでの高校工業科を対象としたカリキュラム史研究の水準を凌駕した力作であるといえよう。

【1】教育課程の意図と実際から見た高校工業教育:学習指導要領の策定経緯とその実施状況の歴史

【1】教育課程の意図と実際から見た高校工業教育:学習指導要領の策定経緯とその実施状況の歴史

著者:山田宏

発行年月:2026年2月

■〈学習指導要領がいかに具体化されたのかを多くの教育課程表を収集することにより解明〉
各時期における教育課程(教育内容)の意図について学習指導要領の策定過程を具体的に跡付けることにより確認するとともに、それがどのような形で具体化されたのかについて収集した各校の教育課程表に基づき整理、分析する。また、他の職業学科と比べた工業科の特徴である多くの小学科への分化について、小学科の役割と実態について確認するとともに、多様化に対する批判について検討する。
*図31枚、表128枚を掲載

○推薦の言葉○ 木村 元(青山学院大学特任教授、一橋大学名誉教授)
「高校工業科は、入学者の特性や労働力需要の変化への対応などの様々な困難を経ながらも、職業教育の機能が維持されてきたほぼ唯一の後期中等教育機関であろう。山田氏は、二書を通して、カリキュラムの意図・実施・達成の相へ着目し、戦後の職業教育の機能が維持されてきた要因を探るという野心的な試みを行った。小学科の実態の解明をはじめ、職業教育としての機能を維持し続けることができた理由を卒業生のライフコースを交えながら実証的に明らかにしている。幅広い資料を駆使し、これまでの高校工業科を対象としたカリキュラム史研究の水準を凌駕した力作であるといえよう。」

【2】卒業者の職業と生活から見た高校工業教育:教育の成果・効果の社会学

【2】卒業者の職業と生活から見た高校工業教育:教育の成果・効果の社会学

著者:山田宏

発行年月:2026年2月

■〈工業高校が卒業者の職業と生活に及ぼした成果とその限界について豊富なデータにより解明〉
高校工業教育の成果・効果、すなわちそこで知識・能力が習得され、その有用性が発現されるプロセスについて、卒業者のライフコース(職業と生活及びそこでの認識)とも関連付けて解明することを試みたものである。また、そこでは卒業者の出自や職業と生活に関して、工業科以外の高校教育や高専・大学等の他の機関による工業教育の経験者と比較することにより、後期中等教育(高校教育)における職業教育の機能と限界についても明らかにする。
*図31枚、表135枚を掲載

○推薦の言葉○ 木村 元(青山学院大学特任教授、一橋大学名誉教授)
「高校工業科は、入学者の特性や労働力需要の変化への対応などの様々な困難を経ながらも、職業教育の機能が維持されてきたほぼ唯一の後期中等教育機関であろう。山田氏は、二書を通して、カリキュラムの意図・実施・達成の相へ着目し、戦後の職業教育の機能が維持されてきた要因を探るという野心的な試みを行った。小学科の実態の解明をはじめ、職業教育としての機能を維持し続けることができた理由を卒業生のライフコースを交えながら実証的に明らかにしている。幅広い資料を駆使し、これまでの高校工業科を対象としたカリキュラム史研究の水準を凌駕した力作であるといえよう。」

看護・保育・福祉・教職課程のためのセクシュアリティ論ノート

看護・保育・福祉・教職課程のためのセクシュアリティ論ノート

著者:益田 早苗

発行年月:2025年4月・修訂3刷

“人間の性:ヒューマン・セクシュアリティは人間が生きる事そのものである”
対人援助の職種(看護・保育・介護・教育など)を目指すすべての人が、「セクシュアリティ」に関する「知識と介入スキル」の基本を習得するためのテキスト。永年の教授経験から生み出された事例をもとに学び、考える、実践的な書。この分野では数少ないテキスト。
近年大きな議論となっている包括的性教育やLGBT に代表されるセクシャルマイノリティに関する既述個所を加筆修訂した。

輪島聞声事典

輪島聞声事典

編著者:米村美奈・割田剛雄

発行年月:2024年3月

大乗淑徳学園の校祖・輪島聞声〈わじま・もんじょう〉(1852-1920)。震災・戦災などで資料が僅かしか残されない状況下、その足跡を訪ね歩き丹念に取材を重ねて得た厖大な史料をもとに、師の生涯と思想を浮き彫りにする。関連人物・社会背景・文献などの大・中項目を情報源として、聞声自身の声・姿に近づくユニークな事典形式を採用、貴重図版を多数収載する。

高度経済成長と社会教育

高度経済成長と社会教育

編者:辻󠄀浩

発行年月:2024年1月

戦間期・占領期に次ぐ近代日本の大きな転換期「高度経済成長期」(およそ1955~1975年)。大量消費社会で発生した諸問題、その中で諸地域で展開された社会教育の実践・理論・政策を追い、「権利としての社会教育」が追求された意味を再確認、これからの日本社会の課題解決のために新しい理論的・実践的提起を目指す。11人の研究者による共同研究。

● 紹介記事が掲載されました
・日本教育学会「教育学研究」91(4)(2024年12月)


■テーマ・論点■
1 高度経済成長期における住民の自己教育と、その政策面での展開はどのようなものだったか。
2 大量消費社会のただ中、社会教育の実践・理論はいかに当面する諸矛盾に取り組んだか。
3 「権利としての社会教育」が唱えられ追求された意味を再確認する。
4 日本の高度経済成長と社会教育のかかわりを歴史的に整理し、新興諸国の経済発展と人権保障のあり方を考える。

日本工業博物館史の研究

日本工業博物館史の研究

著者:馬渕浩一

発行年月:2023年10月

明治以降、幾度となく提案されてきた日本の工業博物館設立計画、しかしいまだ実現されないのはなぜなのか?近代日本の博物館の歴史に刻まれる“工業博物館”構想に関わった官民・学術・教育の人々の営為を、厖大な史料文献・データを的確に整理し、鋭く歴史の核心に迫る。永年、博物館業務に従事してきた著者だからこその視点で書かれたユニークな業績。各種変遷・概要・分類・数量データから組織・人物略歴・社会背景を明解に提示する有益・豊富な図表54点を収載。読みやすい・明解な文章。

制度はいかに進化するか

制度はいかに進化するか

著者:Kathleen Thelen(キャスリーン・セーレン)/監訳者:石原俊時・横山悦生

発行年月:2022年3月

資本主義・民主主義国家の政治経済的「制度(institutions)」は、伝統的手工業者や現代的産業・企業経営者が生産力の柱として編成する「技能形成(skill formation)」システムと、いかに重要な関係を持っているか。 ドイツ・イギリス・日本・アメリカ4国の労働政策や労働運動・企業内職業訓練の実際を歴史的に比較検討、各国間の「差異」を鮮明化し、「技能」の保持・継承がいかになされたかを追究。停滞・休止・停止そして漸進・革新は、政治経済的「制度」といかなる相関関係を持つのか、多角的・重層的に分析する。 現代アメリカを代表する政治学者(現在、MIT教授)による主著。難解な原著の待望の翻訳。適宜原語を並記し、著者の意図を精確に汲み取ることに意を尽くしたていねいな翻訳。詳細な参考文献、各種索引=引用文献著者・企業・団体/組織などは研究に至便。

「劣等児」「特別学級」の思想と実践

「劣等児」「特別学級」の思想と実践

著者: 阪本 美江

発行年月:2021年5月

教育と思想、教育と政策・制度、教育と社会。その中の児童と家庭と、目の前の現実に正面から立ち向かう教師たち…。
“奈良県”から見えてきた、大正末から昭和初期日本の教育“現場”の実態を、一次資料で浮き彫りにし、課題を鮮明化する。
近代日本教育史の一隅に響く、思想と実践の相克を、丁寧にたどって見えてきたものとは…。
「劣等児(学業不振児)」のための「特別学級」は、過去の〈終った〉歴史ではない。

京都「特別学級」成立史研究―史料と論究

京都「特別学級」成立史研究―史料と論究

著者:玉村公二彦

発行:2021年2月

「特別学級」その発想の端緒は? 設置と運営を担った人々の模索と苦闘の跡を語る、稀有な史料を一挙復刻し辿る、初の京都「特別学級」実践概史。
明治期から障害児者の教育・保護事業に先駆的に取り組んでいた地、京都――戦前戦中期に「特別学級」の設置と実践を旺盛に展開したのも京都だった。小学校・児童の「特別学級」実践と模索を跡づける、現場を担った教師や京都市関係者の残した稀少で貴重な史料を一堂に会し、その意義を確認し、後世への遺産として復刻する。