教育
新しい時代の学校教育と教職の意義
発行年月:2017年12月
「本書は、教員をめざす方々に、学校教育が直面している実態や教員の職務について述べたものです。教員として子どもの前に立つことの意義や使命感、身分や職責、教員が直面する子どもの課題や教員としての専門性について理解を深めて欲しいと思います。そして、教員になるための挑戦を乗り越え、新しい時代の学校教育を創造する教員として子どものための教育に尽力していただきたいと思います。」(はじめに より)
高等学校における「親性〔おやせい〕準備教育」の在り方
発行年月:2017年2月
高校生の時点で「親になること」を考え、学ぶことは、高校生の時点の教育でなされる必要があり、親への移行をスムーズにし、生涯発達やキャリア形成にも有益である。準備教育を実施していくための問題点、今後の可能性、課題を明らかにする。
川田貞治郎の「教育的治療学」の体系化とその教育的・保護的性格に関する研究
発行年月:2013年11月(大空社刊)
「教育的治療学」その体系化過程と理論・方法・実践の全貌を初めて提示
川田貞次郎(かわだ・ていじろう、1879-1959)は
第二次世界大戦以前に民間が創設した精神薄弱児入所施設の 一つで、大正8(1919)年6月7日、東京府大島に設立された財団法人藤倉学園(現在の社会福祉法人藤倉学園)において、設立時から彼が死去するまで常任理事・学園長として施設運営にあたった人物である。とりわけ学園長としての彼の業績は、藤倉学園での教育と保護の理論ならびに方法を教育的治療学と命名し、形成ならびに体系化したことであった。(…)
本書では、戦前の精神薄弱児に対する教育と社会事業の制度が未整備な中にあった精神薄弱児施設での教育と保護の実践およびその実態を探るべく、川田がいかなる理由から「教育的治療学」を構想、体系化し、それはどのような内容と方法で構成されていたのか、また彼の教育的治療学が、当時の精神薄弱児施設での教育と保護の理論ならびに方法としていかなる意義があったのかについて明らかにすることを目的とする。(序章 本書の目的より)