輪島聞声事典

編著者:米村美奈・割田剛雄

発行年月:2024年3月

価格:価格:2,750円(本体2,500円+税10%)

ISBN:978-4-86688-240-6

体裁:体裁:四六判・288頁・並製カバー装

輪島聞声事典

大乗淑徳学園の校祖・輪島聞声〈わじま・もんじょう〉(1852-1920)。震災・戦災などで資料が僅かしか残されない状況下、その足跡を訪ね歩き丹念に取材を重ねて得た厖大な史料をもとに、師の生涯と思想を浮き彫りにする。関連人物・社会背景・文献などの大・中項目を情報源として、聞声自身の声・姿に近づくユニークな事典形式を採用、貴重図版を多数収載する。

■主要キーワード■
淑徳女学校 女子教育 学校教育 ソーシャルワーク 仏教学

■主要目次

・はじめに(米村美奈)
・凡例
・輪島聞声の生涯
  輪島こと子の誕生/先進的な松前/父太佐衛門の投獄と聞声への影響/戊辰戦争時の疎開経験/漢学の学び/仏教の学び/縁談を断り続ける/尼僧修行への旅立ちと得度/福田行誡との出会い/尼僧教場の設立/一般女子教育に対する建議書の提出/資金難を乗り越える/病気療養中の決断/淑徳女学校から淑徳高等女学校へ/監督職の辞任と最終の地/入寂
・輪島聞声事典
  一生の護刀/一生不犯の浄尼/岩田栄蔵/内田貞音/感応寺での誡念と長谷川よし子の出会い/黒田真洞/血書と菩薩戒/西寿寺(京都)と愛用の硯/雑誌『淑徳』/颯田本真/「淑徳」――徳育教育を表す清新な言葉/淑徳女学校の開校と資金援助/淑徳婦人会/出家の決意/出家の動機/谷紀三郎/茅根学順/得度式/「忍の徳」の遺墨/野沢俊冏/病気入院/平松誡厚/広瀬了義/福田行誡/戊辰戦争と松前藩/水島忠兵衛/聞声庵と念仏庵/聞声庵の殺人事件/聞声の厳しくも人情のある教え方/聞声の女子教育の神髄/聞声の和歌と美声/輪島太左衛門/和田瑳門 ほか
・輪島聞声関係系図
・輪島聞声年表
・雑誌「淑徳」発行一覧表
・おわりに(割田剛雄)
・主要参考文献
・索引

■編著者紹介:
米村美奈(よねむら・みな)、淑徳大学教授、専門・臨床ソーシャルワーク。著書に『臨床ソーシャルワークの援助方法論 人間学的視点からのアプローチ』(みらい2006)、『長谷川よし子の生涯 マハヤナ学園と共に』(淑徳大学長谷川仏教文化研究所2012)、『長谷川りつ子/長谷川よし子 (シリーズ福祉に生きる第69巻) 』(大空社出版2017)ほか。

割田剛雄(わりた・たけお)、(有)国書サービス代表取締役。著書に『般若心経』(2011)、『仏道のことば』(2012)、『仏教ことわざ辞典』(2012)(以上、 パイインターナショナル発行)。

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