アジア

アジア学叢書 350巻 南洋景観

アジア学叢書 350巻 南洋景観

著者: 高宮久太郎

発行年月:2021年12月

原本:八雲書林、1940・昭和15 年刊。
写真・図31点収載。「本書は或る固い雑誌のいわば埋草用(…)の集積を基にしたのであるから、叙述の筆は外面的な聞見の平明な説明に終始し又一貫した趣意にも乏しいが、その代り主観的な臭みと体系的な硬さとは出来るだけ遠ざけたつもりである。群島を知ろうとする向に、ほんの手引ともなれば幸である。」しかし「孫びきの説明や中味のない概念を出来るだけ排除して、素直に見たまま聞いたままを記そう」の精神で書かれている。いわゆる委任統治領・内(裏)南洋の諸島を紹介する。

アジア学叢書 349巻 インドネシアン 蘭印の実体

アジア学叢書 349巻 インドネシアン 蘭印の実体

著者:竹井十郎

発行年月:2021年12月

原本:岡倉書房、1941・昭和16 年刊。
写真17点収載。「邦人は蘭印の土人というが、土人という言葉が、もし「土地の人」の意であるなら、吾々日本人も、日本の土人と呼ぶべきであろう。しかも天下誰一人、吾人を日本の土人と呼ぶものはない。けだし土人という言葉は、未開野蛮人の意に於て使われて居るからである。この一事を以てするもいかに邦人が民族に関する知識なく、民族研究の要が、いかに尊いものであるかを知らぬ証左であろう。」…日本人と戦争とアジア・民族と、一色で塗りつぶせる「歴史」はないことを思わせる貴重な民間人の研究。明治39 年(1906)東印度に渡りインドネシア人の生活圏内に入り23 年間、直接触れた経験をもとに、「同胞日本人」に向け、もっと知れと啓発を促す民族研究の成果。

アジア学叢書 348巻 カメラとペン 蘭印踏破行

アジア学叢書 348巻 カメラとペン 蘭印踏破行

著者:渋川環樹

発行年月:2021年12月

原本:有光社、1941・昭和16年刊。
写真160点、折込地図2点(著者蘭印踏破コース、蘭領東印度全図)収載。著者は記者で、執筆時は読売新聞特派員、シンガポール支社長(のちジャカルタ支局長)。第二次世界大戦が激しさを増す中、1940 年8 月から4 ヶ月間、オランダ領東印度を巡った見聞記。おびただしい数の写真が臨場感をもって当時の風物・生活の姿をいまに残している。人々との会話・談話も豊富、記者らしい読みやすい文章で、場面、当時の背景情報と軽快に話が展開する。

アジア学叢書 347巻 標準マライ語文法

アジア学叢書 347巻 標準マライ語文法

著者:鶴岡一雄

発行年月:2021年4月

原本:南洋協会、1943・昭和18年刊。
〈自序〉今更云ふ迄も無く南洋一帯の通用語はマライ語であるが、既述の通り其の使用人口数が7千万余であると言ふ事実を見ただけでも、之が一つの立派な国語であり非常な重要性を持つものであると言ふことが容易に判断出来るのである。勿論今日迄既に幾多先覚者に依りて其の必要は叫ばれ、多くのマライ語に関する書籍等も出版せられて居るが、之は一般外国語の如く未だ充分普及せられて居らず、概して翻訳的なものが多く権威ある参考書等入手困難であつた。

アジア学叢書 346巻 馬来語広文典

アジア学叢書 346巻 馬来語広文典

著者:宇治武夫

発行年月:2021年4月

原本:岡崎屋書店、1940・昭和15年刊[使用底本は昭和17年三版]。
〈自序〉私は大正11年4月東京外国語学校馬来語科に入学して、恩師上原訓蔵先生について馬来語の手ほどきを得、今日まで一ト時も馬来語とは離れた事がない程専ら馬来語研究に身も心も打込んで来た気儘者であるから、勢ひ講述の態度が不遜である様な事もあるかも知れないが、何卒寛大なる襟度を以て赦して頂き度いのである。

アジア学叢書 345巻 最新 馬来語教本 附 馬日・日馬・小辞典

アジア学叢書 345巻 最新 馬来語教本 附 馬日・日馬・小辞典

著者:上原訓蔵

発行年月:2021年4月

原本:新正堂、1942・昭和17年刊。
〈自序〉 最近しきりに、日本語化政策が喧伝されるが、これこそ最も注意を要する仕事でなければならぬ。抑々南方圏の言語構成現状は、英語、和蘭語、支那語、マレー語等であるが、マレー語こそは、最も尊重に値する言語である。マレー語は東印度、馬来半島一帯の土著語に最も近く、又同時に共通語である。政府当局は占領地一帯の土著語を尊重する旨声明してゐるが、これこそ時宜を得た政策と云ふべく且インドネシア民族を尊重するものと云ふべきである。〔…〕マレー語は南方圏の共通語であるし、マレー語修得こそは南方開発の最大武器たる事は多言を要せずして明かであらう。

アジア学叢書 344巻 実用馬来語辞書

アジア学叢書 344巻 実用馬来語辞書

著者:増淵佐平

発行年月:2021年4月

原本:花屋商会書籍部、1927・昭和2年刊。
〈序 井上雅二〉 従来、巷間に見る此種の著書は、海峡植民地々方に行はるゝ馬来語を基本とするもの多く、蘭領方面に業を従はんとするものには、必ずしも適切と評し難き憾あり、此時に当り、此の有用なる良著を公にせらる、蓋し其恵に浴する者、多かるべく、同君の此著ある、亦此辺に鑑みる所あつての事と信ずるのである。

アジア学叢書 343巻 馬来―日本語字典

アジア学叢書 343巻 馬来―日本語字典

著者:バチー・ビン・ウォンチ、平岡閏造

発行年月:2021年4月

原本:南洋協会台湾支部、1935・昭和10年刊。
〈序 長屋順耳(大正8年12月)〉 馬来日本語の字書としては平岡、バチー両氏共編の此の著を以て嚆矢とする〔…〕此の著は英領並に蘭領に行はれて居る馬来語の異同をも弁ずるに力めてあつて此の点に於ては比儔するものがない。
〈序 中目覚(大正11年7月 大阪外国語学校に於て)〉 支那語や英語を研究するの機関は我国に於ても相当に備はつて居る。然るに海峡植民地及蘭領印度七千余万の住民の常用する馬来語研究の機関に至りては遺憾に堪へぬ状態にある。馬来語を専門に教授する学校としては僅かに東京、大阪の二外国語学校あるのみで、又馬来語学修用の図書すら僅々十指を屈するに足る程で、又語学研究者に取りて必要欠くべからざる辞書の如きに至りては未だ一冊も見るべきものがない。

アジア学叢書 342巻 満洲野生食用植物図説

アジア学叢書 342巻 満洲野生食用植物図説

著者:向坂正次

発行年月:2020年10月

原本:千葉書店 1942・昭和17年刊。
(著者)「時には必要にせまられ、時には自らの希ひから、山野に出入して、草を摘み、茸を採り、持ち帰つては、料理した、植物の手すさびが、もう三百に余る程になりました。…野に山に、食用の植物を探ねると言ふことを、生理、経済といふ功利の面からだけでなく、懐かしい生活の古典として反省し、之を活かして、若菜、山菜の氷雪を凌いで大地に息吹く強烈な生命力と、霜にねられて更に充実する完成の力とを、お互の生活の上にも活かしたいものです。」
端正な手書き図版〈全259 点〉に、植物学的記述と、「食用」の観点から処理方法などの注釈を加える。

アジア学叢書 341巻 満洲食養読本 大陸日本の正しい食物/満洲の薬用人参

アジア学叢書 341巻 満洲食養読本 大陸日本の正しい食物/満洲の薬用人参

【満洲食養読本 大陸日本の正しい食物】桜沢如一著/【満洲の薬用人参】篠田信二著

発行年月:2020年10月

【満洲食養読本 大陸日本の正しい食物】
原本:日本食養研究所・1939・昭和14年刊。
著者は「マクロビオティック(食養)」の提唱者。著書・翻訳多数、世界各地を駆け巡る。満洲で生きるための食を食養の観点から論破する特異な書。

【満洲の薬用人参】
原本:発行人・篠田信二・1930・昭和5年刊。
(著者)「薬用人参に就ては医、薬学界に於ける専門的論文は既に数十編の多きに達し、而かも人参論文を以て博士号を授けられたる者尠なからざれども、不幸人参産業の指針とすべき著書は未だ世界に見出すこと能はず、此処に於て著者は起業数年間調査並に研究せし記録及び実際経営の結果より得たるものを纏め一小冊子となし、以て斯業者及び起業家の為め参考の資料に供せんと欲す。」国内機関所蔵が殆んどない稀覯書。