アジア学叢書 341巻 満洲食養読本 大陸日本の正しい食物/満洲の薬用人参

【満洲食養読本 大陸日本の正しい食物】桜沢如一著/【満洲の薬用人参】篠田信二著

発行年月:2020年10月

価格:15,400円(本体14,000円+税10%)

ISBN:978-4-908926-84-6

体裁:A5判・280頁・上製・クロス装

アジア学叢書 341巻 満洲食養読本 大陸日本の正しい食物/満洲の薬用人参

【満洲食養読本 大陸日本の正しい食物】
原本:日本食養研究所・1939・昭和14年刊。
著者は「マクロビオティック(食養)」の提唱者。著書・翻訳多数、世界各地を駆け巡る。満洲で生きるための食を食養の観点から論破する特異な書。

【満洲の薬用人参】
原本:発行人・篠田信二・1930・昭和5年刊。
(著者)「薬用人参に就ては医、薬学界に於ける専門的論文は既に数十編の多きに達し、而かも人参論文を以て博士号を授けられたる者尠なからざれども、不幸人参産業の指針とすべき著書は未だ世界に見出すこと能はず、此処に於て著者は起業数年間調査並に研究せし記録及び実際経営の結果より得たるものを纏め一小冊子となし、以て斯業者及び起業家の為め参考の資料に供せんと欲す。」国内機関所蔵が殆んどない稀覯書。

【満洲食養読本 大陸日本の正しい食物】
【目次抄】1. 先づ健康を/2. 大陸日本を建設する人々へ/3. 満洲に於ける最低健康生活の条件/4. 満洲建国の第一条件―移住国民軍の健康は如何にして確保さるゝ乎/5. 満洲に於ける正しい食物/6. 満人の食物の欠点/7. 大陸日本人の正しい食物―大陸日本に於て必ず健康を確保する最低の生活法/8. むすび―身土不二の原則を蹂躙するものは必ず亡ぶ(簡単な満洲料理―苦力(労働者)たちの群がる屋台店で集めたお土産料理ノート:高粱飯、高粱かゆ、高粱クリーム、高粱団子、粟がゆ、小豆粟かゆ、もろこしのかゆ、ポレンター薄焼、お椀パン、焼餅、野菜包蒸、野菜包焼、トーチカ粟餅、小豆粟餅、味噌うどん、豆スープ薄あげ入、あんかけ豆腐、魚の煮付、魚のてんぷら、炒め野菜塩味、落花生、大根の醤油漬ニンニク、饅頭、そばとうどん)/〈満洲食養旅行〉(満洲へ)ヒデリと雑草、欧洲の戦争と日本の食糧、京城、朝鮮の食物、大連から新京へ(満洲お土産話―食養婦人会にて)新京の苦力飯店―野宿、満洲の日本人と食罸―満洲で風呂はいけない、ニラ、ニンニクは梅干以上!砂糖育ちは送るだけ無駄、旅順の戦跡―ノモンハン事件、瑞穂の国から―高粱粟の国へ、大陸日本建設を阻むインチキ指導者のむれ、満洲建国を亡国にする人々、南京虫つき七十五銭のホテル、食物の種類の少いことと病気の種類の少いこと/*附録・食費一円で東京から巴里まで:昭和四年春「日の丸握り飯」と赤飯と玄米糒でシベリヤ横断一万四千キロの蒲鉾旅行を試みた時、恩師西端学大佐に宛てた通信

【満洲の薬用人参】
【目次抄】1.総説(薬用人参と古代文化、人参に就ての格言、漢方医としての調剤及其の効用、薬用人参が広く用ひらるゝに至りし時代、薬用人参の化学的成分及薬理的作用と其の効用)/2. 薬用人参の生産(薬用人参の名称及種類、産地、耕作、耕作資金及収支、水参)/3. 設備及製造並に諸経費(建設、器具、製法及製造費、諸経費)/4. 集散及取引情況(営口、上海、香港、重なる需要地)/5. 結論(事業経営、事業資金及収支、満洲薬用人参の将来)

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