シリーズ福祉に生きる50 大坂鷹司

シリーズ福祉に生きる(企画編集:津曲裕次・一番ヶ瀬康子)

著者:小松啓/本田久市

発行年月:2001年11月(大空社刊)

価格:2,200円(本体2,000円+税10%)

ISBN:4-283-00080-9

体裁:B6判・152頁・上製

特記:※現在品切れ中

シリーズ福祉に生きる50 大坂鷹司

(おおさか・たかし 1897・明治30~1971・昭和46年) 「私の責任は余りにも重く、そして我が力の弱さとを感ぜずにはおられません。それにも拘らず、お引き受けしたのは…子供に何とかして生くる望みを与えたいものと願うゆえであります」自身の苛酷な運命に翻弄されながらも、信仰と強い志、そしてユーモアをもって児童保護の基礎を築いた。

(目次より)
第1章 東北地方における貧孤児救済の歴史と大坂鷹司の実践
近代の東北地方における凶作と救済/大坂鷹司の院長就任と児童保護刷新

第2章 私人としての大坂鷹司
誕生と兄弟たち/はじめての結婚―セキとの婚姻/牧師の道へ/トヨとの結婚/川崎バプテスト教会牧師時代/仙台基督教育児院院長就任/トヨとの家庭生活/トヨの死/語りべ山田/イネとの結婚/わんぱく坊主次男誠/戦時下のイネ/晩年の静けさ

第3章 大坂鷹司魅力ある人間像
涙と情愛/東北の人/先人からの影響/牧師として/ユーモアの心/文章を書く/鷹司を支えた女性たち

仙台基督教育児院・大坂鷹司略年譜/参考文献

【著者紹介】
(こまつ・けい)米国ピッツバーグ大学大学院にて社会福祉修士、東洋大学大学院にて社会福祉学博士を取得。仙台白百合女子大学教授を経て、中部学院大学教授(刊行当時。後、聖隷クリストファー大学教授)。『介護従事者の精神保健』『家族による介護 : その光と影』(一橋出版)、『在宅支援の困難事例と対人援助技法』(共著、萌文社)、『シリーズ福祉に生きる52 長谷川保』(大空社)。

(ほんだ・きゅういち)日本福祉大学卒業。福島県事務吏員・社会福祉主事、福島県希望ヶ丘ホーム園長を経て、仙台白百合女子大学人間学部生活福祉専攻助教授(執筆当時。後、同校教授を経て、福島学院大学教授)。『福島県社会福祉史』『福島県女性史』(共著、福島県庁出版)。

【編者紹介】
(つまがり・ゆうじ)長崎純心大学大学院教授、高知女子大学名誉教授、筑波大学名誉教授。専攻は知的障害者施設史。
(いちばんがせ・やすこ)日本女子大学名誉教授。専攻は高齢者・児童・障害者福祉等、社会福祉全般。

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