シリーズ福祉に生きる49 石井筆子

シリーズ福祉に生きる(企画編集:津曲裕次・一番ヶ瀬康子)

著者:津曲裕次

発行年月:2006年5月(大空社刊)

価格:2,200円(本体2,000円+税10%)

ISBN:4-283-00079-5

体裁:B6判・370頁・並製・カバー装

シリーズ福祉に生きる49 石井筆子

(いしい・ふでこ 1861・文久1~1944・昭和19年) 滝乃川学園創設者・夫・石井亮一とともに障害児教育・福祉事業に邁進した筆子。その生涯は「女性の地位向上への先駆的働きと、障害児の母としての戦いの一生」であり、女子教育の開拓者でもあった。

(目次より)
1.生い立ちと家族

2.上京―近代的教育とキリスト教との出会い

3.福岡での三年間―グラント将軍と会見

4.渡欧とヨーロッパ生活

5.帰国後の筆子―近代と因習の狭間で

6.女子教育への取り組み―希望に燃えた日々―

7.人生の岐路

8.新たな決意を秘めての訪米

9.自らの人生を求めて―福祉を担う戦い―

10.学園経営への苦闘―亮一を助ける日々―

11.学園の再建と谷保移転

12.戦争の足音と亮一の死

13.戦時下の園長、そして死

14.女子教育者筆子の一生

年譜/引用・参考文献

【著者紹介】
(つまがり・ゆうじ)東京教育大学・同大学院に障害児教育福祉を学ぶ。奈良教育大学、東京教育大学を経て筑波大学教授を最後に退官。筑波大学名誉教授、高知女子大学名誉教授。長崎純心大学大学院教授(刊行当時。2016年4月より長崎純心大学客員教授)。本書に関連する編著:『人物でつづる障害者教育史』(日本文化科学社、1988年)、『増補石井亮一全集(全4巻)』(大空社、1992年)、『シリーズ福祉に生きる49 石井筆子』(大空社、2001年)。

【編者紹介】
(つまがり・ゆうじ)長崎純心大学大学院教授、高知女子大学名誉教授、筑波大学名誉教授。専攻は知的障害者施設史。
(いちばんがせ・やすこ)日本女子大学名誉教授。専攻は高齢者・児童・障害者福祉等、社会福祉全般。

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