アジア学叢書 360巻 鮮満地方

第52回配本「鮮満(朝鮮・満洲)編」全4巻(359~362巻)所収

編著者:大喜多筆一/平野博三/朝鮮総督府鉄道局

発行年月:2022年8月

価格:29,700円(本体27,000円+税10%)

ISBN:978-4-86688-360-1

体裁:A5判・490頁・上製・クロス装

特記:※下記原本①~③の3点収録

アジア学叢書 360巻 鮮満地方

国策団体・鮮満協会理事、大手旅行社大連支部代表等、朝鮮の実情を知るプロが現地人とそこに生きる日本人の姿を伝える。〔収録資料3点〕
原本①:大喜多筆一編著『新朝鮮』鮮満協会、1922・大正11年刊[使用底本は昭和3年三版]、本文130頁、写真48点。
原本②:平野博三著『鮮満の車窓から』大阪屋号書店、大正13年刊、本文293頁、写真15点、「慶州及附近略図」折込。
原本③:朝鮮総督府鉄道局編『南鮮地方 昭和十四年版』朝鮮総督府鉄道局、昭和14年刊、本文22頁、写真18点。

①『新朝鮮』
著者は鮮満協会専務理事「朝鮮開発の事蹟を最もわかり易く一目の下に展開し以つて深くその損失を研究せしめ…現下朝鮮に対する世人の眠むれる興味と研究心とを警醒喚起して新朝鮮の現状を解するの筌蹄となり…」(自序)
(目次抄)
朝鮮は日本文化宣伝の枢軸/歴史的関係と統治の現況/関釜連絡/天然及気候/現在戸口と内地人/文化的発達/民意の暢達/民衆福利/交通機関/衛生施設/教育/地方制度/社会救済事業/開発の補助機関/農業/林業/鉱業/水産/土地改良事業/内地人・朝鮮人の商業/会社/内地人・朝鮮人の工業/名勝旧跡/主要都市/古都の山水/金剛山/古今の妓生/性情と習慣/閑雅な民と婦人の勤勉/早婚/冠婚葬祭/美点と欠点/俗謡/哀歌アララン/楽天の哀愁/朝鮮の話/鮮満協会の使命/(増補)内地対朝鮮の歴史的関係~日韓交渉三千年/日韓併合の顛末とその後の施設/日鮮回顧録~朝鮮雑記

②『鮮満の車窓から』
著者はジャパン・ツーリスト・ビューロー大連支部代表「せめて…南満で現在同胞がどんな風に生活してゐるか位の知識は、本書を通じて得て欲しい…実際に朝鮮や満洲を旅して来たやうな顔をして呉れてもいゝ…」(序に代へて)
(目次抄)
南満一瞥/是れが大陸である/雅びたる華人/異境の果樹園/旅順に廻る山々/由良之助を尋ねて/安奉線の紅葉/哈爾濱へ/北満の安房宮/満洲を代表する千山/湯崗子温泉/再遊の哈爾濱/淪落の女/吉林印象記/車窓の蒙古/満蒙の抱擁する所のもの/高粱の利用如何/鮮満の車窓から/南満主要都市案内~大連・奉天・長春・旅順・安東・営口・撫順・哈爾濱。

③『南鮮地方 昭和十四年版』
慶尚南道・慶尚北道地方の「官製」旅行ガイド小冊子。
(目次抄)
折込「慶州及附近略図」/南鮮地方/釜山/東莱と海運台/通度寺/慶州/大邱/海印寺とその渓谷/鎮海/馬山/晋州/俗離山

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