ラディゲ翻訳作品年 表

 榊原貴教 作成

ラディゲの翻訳文献は、草創期の訳者の一人であった江口清の仕事に基づき、調査はその追 補というべきもの である。訳書『肉体の悪魔』(最初は「魔に憑かれて」と訳されていた)が 発禁の憂き目に遭い、戦後にその 全集に執念を燃やされた姿は、翻訳家であり研究者である人間の一つの生き方を示されていて 、敬意を表する。 バルビュス、フィリップ、ラディゲと同時代のフランスの空気を日本に伝え ようとした小牧近江の仕事と共に、 翻訳史の傑物といえる。日本におけるラディゲは、この二人の同伴者を持った幸せな作家であ った。ただ、そのような僥倖にもかかわらず、今日忘れ去られているのは、異文化の社会的要 因と文学の社会的変質が大きく 作用しているのであろう。
ラディゲ翻訳作品目録は、作品ごとに分類し、年代順に配列した。単行書には、*印を付して 、新聞及び雑誌 掲載の翻訳と区別した。 (榊原貴教)

参考文献
江口清「ラディゲに関する翻訳文献書誌」(『日本比較文学会会報』70〜71号、昭和47年7月 ・10月)

■昭和期のラディゲ像〔ラディゲの紹介に代えて〕
★〈『肉體の惡魔』Le Diable au Corpsは、この作者、十七歳のときの作品である。當然、だ から、けんけん がうがうたる論議が、この小説をとりまいて、まきおこつた。/ほんの白面の 少年である。それが彗星の やうに、ときの佛蘭西文壇の人氣をさらつていつたのだ。天才ともいはれた。子供の遊戯だと けなすもの もあつた。コンミュニストもほめたし、トラディショナリストもほめたし、そして また、それらの兩方か らも避難された。/――が、とにかく、作者レエモン・ラディゲは一九〇三年にうまれて、一 九二三年に 死んだのだ。たつた二十歳である。のこした作品も、數おほくない。『肉體の惡魔 』、『オルジェル伯爵の舞 踏會』の二つの小説、その他詩數篇のみである。/一九〇三年うまれといへば、新と舊とのジ ェネラショ ンを、あらたな樣相につくりだした世界大戰のはじまつたとき、まだやつと十一歳 なのである。/一八九 一年にうまれた、エッフェル塔の詩人、首のながいジャン・コクトーは、當然、すべての點は おいて、わ がラディゲの先輩だつた。いや、それだけではない。現在佛蘭西文壇の中堅または 新進の小説家と詩人は、 みな彼の先輩、兄貴分なのだ。ポオル・ヴァレリーといふ大將株から、フィリップ・スウポオ 、アンドレ・ ブルドン、ルイ・アラゴン、ポオル・モオランなどなどをこめて、一九一九年に 發行されたLitteratureに、 我がラディゲも、錚々たるこれら先人のうしろから、筆をとつてゐたのである。〉(波達夫訳 『肉体の悪魔』 「訳者の言葉」、昭和五年五月、アルス)

★〈この作品は、二十歳で世を去つた年少な作家の手になつたことを思ふと、人間の智能の不 思議さと尊 さが、また新しく思ひ出される。人生の經驗といふことに就ても、私達は再吟味を する必要があるやうに 思はれる。/すでに、彼の處女作 "Le Diable au corps"が世に出た當時、批評家達 は、この少年作家の人生 に對する深い認識に對して驚嘆の聲を發した。彼等は三十年四十年の 長い人生經驗なしには到底企て及び さうもない小説を、十七歳の一少年が、しかも易々と成就したのを見て狐に化かされたやうに 思ふのだつ た。この世評の驚きに對して、ラディゲは昂然と答へるのだつた。「經驗といふも のを、それほど大切なも のだと私は思はない。それにまた、私には經驗はあるのだ。私の十七年間の經驗がそれだ。世 間の人達は、 二十すぎてからの經驗だけが經驗であつて、それ以前のものは經驗ではないとい ふのか? そんなことを云 ひ出したら、きりがないではないか?『おれは實人生に就いて、經驗がある』 と眞に云ひ得る者は死者ば つかりだといふことになるのではあるまいか? ……歐洲戰爭が始 つた時、私は十二歳だつた。その時、 佛蘭西全國には壯年者は一人も居なかつた。彼等の悉が出征してゐたからである。佛蘭西には 、老人と子 供だけが殘されてゐた。然るに老人共は役に立たない。戰線でも、それだから、子 供達が、不在の壯年者 大人達の代理をつとめたのであつた。つまり私達は少年期の終りから一足とびに大人になつた のである。」〉 (堀口大学訳『ドルヂェル伯の舞踏会』「翻訳者のよろこび」、昭和六年一月 、白水社)

★〈この小説を讀み終つた僕の最初の感想は、「こいつは當分、他の小説は、讀むに耐へぬぞ 」と思ふこと だつた。/それほどに、ラディゲの心理小説「ドルヂェル伯の舞踏会」は素晴ら しい傑作だつた。實際、 僕をこれほど、動かした小説は、最近の記憶をくつてみると、あの「蓼喰ふ蟲」が、浮かんで くる位のも のだ。しかし、これはあれ以上に僕を戰慄させたのであつた。/ジャン・コクトオ が、その序文の中で、 貴重なる文献としてあげた作者のノートによれば、「この小説の中では、心理がロマネスクな んだ」と、明 瞭にいつてゐるのだつた。/二十歳の青年が、こんな、明瞭な意圖によつて、こ んな素晴らしい傑作を書 いてゐた。/それは、何か尋常でないものを僕らに感じさせる。これが怪奇でないためには、 コクトオの いふやうに、日附のない本の年齢のない作者だと思ふことによつて、辛うじて許さ れるばかりだ。〉(堀口 大学訳『ドルヂェル伯の舞踏会』の跋・舟橋聖一「ドルヂェル伯の舞踏会」、昭和六年一月、 白水社)

★〈私は一九二四年二度目の渡佛をしたが、『ドルジェル伯の舞踏會』の出版を機会にラディ ゲのことが、 だいぶ文壇に取沙汰されていた。この遺作には誰か手を入れたものがあるとまで 噂されていた。グラセ社 がこの天才作家をあまりに金看板にしたことにたいする反撥のようであつた。……/『肉体の 惡魔』反譯 されることになつた動機は「クラルテ」誌の文藝批評家マルセル・フゥリエのすす めによるもので、その 内容がいわゆる世の道學者たちのマユをひそめる放縦と怪奇であるのではない。少年の眼に映 じた大人の 戰爭、全面にみなぎる反戰色ゆたかな點にあつた。また、個人的にいつて、その場 面の一コマをなすアン リ四世校は、アルフレッド・ド・ミュッセといつた《世紀の兒》を生んでいる筆者の母校であ ることにも、 心そそられたのであつた。/さて、譯筆にあたつて、題名Le Diable au Corpsに惱まされた。魔に憑かれて いるのもそうであれば、盲目的な愛慾にもあた り、いわば、逞しさがすべてを物語るものだが、思い切つ て『肉体の惡魔』としてみた。いまやそれが通り名になっている。/惱みはそればかりでなか つた。なに ぶんにも當時思想問題のウルサイ時代だつたので、共譯者たちは諸種の事情から匿 名を用いることにした。 ふたりは稲村カ崎海岸をそぞろ歩きしながら、あれやこれや思案のあげく、波達雄とした。眼 前に荒波が たち騒いでいたからである。アルスのよき理解によつて出版の運びになつた。譯文 の前半は小牧、後半は 土井の手になつた。たしか昭和のはじめだつたと思う。案の状波が立つた。たちまち發禁にな つた。〉(小 牧近江・土井逸雄訳『肉体の悪魔』小牧近江「あとがき」、昭和二十七年十月、 三笠書房)


■肉体の悪魔 Le Diable au corps(1923)
昭和5年5月 *肉体の悪魔 波達夫(小牧近江・土井逸雄)訳 アルス 〔発禁〕
昭和5年6月 *肉体の悪魔(改訂版) 波達夫訳 アルス
昭和9年3月 *魔に憑かれて 江口清訳 春陽堂 世界名作文庫 〔発禁〕
昭和12年1月 *肉体の悪魔 土井逸雄・小牧近江訳 改造社 改造文庫
昭和21年2月 *魔に憑かれて 江口清訳 羽生書房
昭和27年10月 *肉体の悪魔 江口清訳 角川書店 角川文庫
昭和27年10月 *肉体の悪魔(魔に憑かれて) 渡辺明正訳 京都・人文書院
昭和27年10月 *肉体の悪魔 小牧近江・土井逸雄訳 三笠書房
昭和27年11月 *肉体の惡魔(シナリオ対訳) 小林正訳注 白水社 ふらんす臨時増刊
昭和27年12月 *肉体の悪魔(魔に憑かれて) 新庄嘉章訳 早川書房
昭和28年6月 *肉体の悪魔(『ラディゲ全集』) 江口清訳 中央公論社
昭和28年12月 *肉体の悪魔 重信常喜訳 創芸社 近代文庫
昭和29年11月 *肉体の悪魔(『現代世界文学全集9』) 江口清訳 三笠書房
昭和29年12月 *肉体の悪魔 新庄嘉章訳 新潮社 新潮文庫
昭和30年4月 *肉体の悪魔 谷口馨訳 創人社 世界名作選集
昭和31年5月 *肉体の悪魔(『ラディゲ全集(増訂版)』) 江口清訳 中央公論社
昭和35年7月 *肉体の悪魔(『世界名作全集12』) 江口清 筑摩書房
昭和35年8月 *肉体の悪魔(『フランス文学全集13』) 窪田般弥訳 東西五月社
昭和38年3月 *肉体の悪魔(『世界文学全集44』) 新庄嘉章訳 新潮社
昭和39年3月 *肉体の悪魔(『ラディゲ全集』) 江口清訳 雪華社
昭和39年4月 *肉体の悪魔(『世界青春文学名作選10』) 学習研究社 ガッケン・ブックス
昭和45年2月 *肉体の悪魔(『ラディゲ全集(完本)』) 江口清訳 雪華社
昭和48年2月 *肉体の悪魔 窪田般弥訳 潮出版社 潮文庫
昭和48年9月 *肉体の悪魔(『世界青春文学館6』) 江口清訳 立風書房
昭和51年12月 *肉体の悪魔(『レーモン・ラディゲ全集』) 江口清訳 東京創元社
昭和52年12月 *肉体の悪魔 江口清訳 筑摩書房 Chikuma classics
昭和53年1月 *肉体の悪魔(『世界文学全集15』) 新庄嘉章訳 学習研究社
平成10年12月 *新訳・肉体の悪魔 松本百合子訳 アーティストハウス
平成20年1月 *肉体の悪魔 中条省平訳 光文社 光文社古典新訳文庫

■ドルジェル伯の舞踏会 Le Bal du comte d'Orgel(1924)
昭和6年1月 *ドルヂェル伯の舞踏会 堀口大学訳 白水社
昭和8年3月 *ドルヂェル伯の舞踏会 堀口大学訳 春陽堂 世界名作文庫
昭和13年1月 *ドルヂェル伯の舞踏会 堀口大学訳 白水社
昭和26年10月 *ドルジェル伯の舞踏会 生島遼一訳 京都・人文書院
昭和27年10月 *ドルヂェル伯の舞踏会 堀口大学訳 角川書店 角川文庫
昭和27年11月 *ドルジェル伯の舞踏会 江口清訳 三笠書房 三笠文庫
昭和27年12月 *ドルジェル伯の舞踏会 堀口大学訳 白水社 白水社世界名作選
昭和28年6月 *ドルジェル伯の舞踏会 生島遼一訳 新潮社 新潮文庫
昭和28年6月 *ドルジエル伯の舞踏会(『ラディゲ全集』) 江口清訳 中央公論社
昭和29年11月 *ドルジェル伯の舞踏会(『現代世界文学全集9』) 江口清訳 三笠書房
昭和30年4月 *ドルジェル伯の舞踏会(『肉体の悪魔』) 谷口馨訳 創人社 世界名作選集
昭和30年12月 *ドルジェル伯の舞踏会 江口清訳 河出書房 河出文庫
昭和31年5月 *ドルジエル伯の舞踏会(『ラディゲ全集(増訂版)』) 江口清訳 中央公論 社
昭和32年12月 *ドルジェル伯の舞踏会 鈴木力衛訳 岩波書店 岩波文庫
昭和39年3月 *ドルジェル伯の舞踏会(『ラディゲ全集』) 江口清訳 雪華社
昭和39年7月 *ドルジェル伯の舞踏会(『世界文学全集第2集4』) 江口清訳 河出書房新社
昭和39年7月 *ドルジェル伯の舞踏会(『世界青春文学名作選12』) 江口清訳 学習研究社
昭和45年2月 *ドルジェル伯の舞踏会(『ラディゲ全集(完本)』) 江口清訳 雪華社
昭和46年6月 *ドルジェル伯爵の舞踏会 江口清訳 旺文社 旺文社文庫
昭和51年12月 *ドルジェル伯爵の舞踏会(『レーモン・ラディゲ全集』) 江口清訳 東京創 元社
昭和53年1月 *ドルジェル伯の舞踏会(『世界文学全集15』) 江口清訳 学習研究社
昭和55年11月 *ドルジェル伯の舞踏会(『河出世界文学大系13』) 江口清訳 河出書房新社
昭和58年10月 *ドルジェル伯爵の舞踏会 前田総助訳 京都・青山社
昭和59年1月 *ドルヂェル伯の舞踏会(『堀口大学全集補巻1』) 小沢書店
平成8年8月 *ドルジェル伯の舞踏会 堀口大学訳 講談社 講談社文芸文庫
平成13年12月 *ドルヂェル伯の舞踏会(『堀口大学全集補巻1』) 堀口大學著 日本図書セン ター
平成19年5月 *ドルジェル伯の舞踏会 生島遼一訳 新潮社(54刷改版) 新潮文庫

■ドニーズ Denise(1926)
昭和7年8月 *ドニーズ 江口清訳 蕪木淳 
昭和7年8月 ドニーズ 堀口大学訳 改造 
昭和8年12月 *ドニイズ 堀口大学訳 日本限定版倶楽部 
昭和9年3月 *ドニーズ(『魔に憑かれて』) 江口清訳 春陽堂 世界名作文庫
昭和11年6月 *ドニイズ 堀口大学訳 山本書店 山本文庫19 
昭和15年2月 *ドニイズ(『花売り娘(仏蘭西短篇集)』) 堀口大学訳編 第一書房 
昭和27年10月 *ドニィズ(『肉体の悪魔』) 江口清訳 角川書店 角川文庫
昭和28年6月 *ドニーズ(『ラディゲ全集』) 江口清訳 中央公論社 
昭和29年12月 *ドニーズ(『肉体の悪魔』) 新庄嘉章訳 新潮社 新潮文庫
昭和31年5月 *ドニーズ(『ラディゲ全集(増訂版)』) 江口清訳 中央公論社
昭和36年5月 *ドニーズ(『フランス短篇名作集』) 望月芳郎訳 学生社 
昭和39年3月 *ドニーズ(『ラディゲ全集』) 江口清訳 雪華社 
昭和39年7月 *ドニーズ(『世界文学大系92・近代小説集2』) 江口清訳 筑摩書房 
昭和45年2月 *ドニーズ(『ラディゲ全集(完本)』) 江口清訳 雪華社 
昭和51年12月 *ドニーズ(『レーモン・ラディゲ全集』) 江口清訳 東京創元社 
平成2年12月 *ドニーズ(『集英社ギャラリー「世界の文学」8・フランス3』) 集英社 
平成4年6月 *ドニイズ(『詩人のナプキン』) 堀口大学訳 筑摩書房 ちくま文庫

■ペリカン家 Les Pelicances(1921)
昭和8年2月 ペリカン家 江口清訳 劇作(13号) 
昭和9年3月 *ペリカン家(『魔に憑かれて』) 江口清訳 春陽堂 世界名作文庫
昭和27年10月 *ペリカン家(『肉体の悪魔』) 江口清訳 角川書店 角川文庫
昭和28年6月 *ペリカン家(『ラディゲ全集』) 江口清訳 中央公論社 
昭和29年12月 *ペリカン家の人々(『肉体の悪魔』) 新庄嘉章訳 新潮社 新潮文庫
昭和31年5月 *ペリカン家(『ラディゲ全集(増訂版)』) 江口清訳 中央公論社 
昭和39年3月 *ペリカン家(『ラディゲ全集』) 江口清訳 雪華社 
昭和45年2月 *ペリカン家(『ラディゲ全集(完本)』) 江口清訳 雪華社 
昭和51年12月 *ペリカン家の人びと(『レーモン・ラディゲ全集』) 江口清訳 東京創元社  

■詩・評論等 
大正14年9月 *月下の一群(訳詩集) 堀口大学訳 第一書房 
 〔昆虫あみ、ドミノ、木像崇拝、軍服、窓硝子、屏風、イニシアル、新聞、軍帽、ばらの花 、柘榴水、貯金箱〕
大正15年1月 ラジゲ詩抄 堀口大学 新小説
 〔ポオルとヴヰルジニイ、巴里の河岸、結婚、名詞の複数、目かくし鬼、Facsimile、コオト ・ダシユウル、ヴエニスの墓、舟、踊り靴、ゼロ〕
大正15年11月 *空しき花束(訳詩集) 堀口大学訳 第一書房
 〔ヴェニスの墓、ポールとヴィルジニー、巴里の河岸、結婚式、名詞の複数、目かくし鬼、 FACSIMILE、コオト・ダジュール、舟、踊り靴、四行詩、日傘、ゼロ〕
昭和2年11月 花或は星の言葉(詩) 堀辰雄訳 手帖(文藝春秋社)(終刊号)
昭和4年9月 ラジゲの誌(詩) 堀辰雄訳 詩神 〔転居と田舎暮し〕
昭和5年7月 巴里の波止場(詩) 伊藤整訳 L'Esprit Nouveau(創刊号) 
昭和5年8月 ポールとヴィルジニー(詩) 伊藤整訳 L'Esprit Nouveau(2号) 
昭和5年11月 花売り娘 山沢種樹訳 言葉(創刊号) 
昭和5年12月 アメリイ(詩) 伊藤整訳 L'Esprit Nouveau(4号) 
昭和6年2月 太陽の朝餐、裸かのそぞろ歩く女に、彫像或いは案山子(詩) 江口清訳 今日の 詩
昭和6年2月 天鵞絨の仮面、頭文字、窓硝子(詩) 白旗武訳 今日の詩 
昭和6年2月 大詩人に与える忠告(評論) 佐藤朔訳 今日の詩 
昭和6年2月 燃える頬(序文) 伊藤整訳 今日の詩 
昭和6年3月 エレジーの断片(詩) 伊藤整訳 L'Esprit Nouveau 
昭和6年8月 ポエジー(詩) 伊藤整訳 L'Esprit Nouveau 
昭和6年8月 ストップ(詩) 柚木一郎訳 L'Esprit Nouveau 
昭和6年9月 死とおまえは結婚する(詩) 江口清訳 青い馬(4号) 
昭和8年7月 *ラデイゲ遺墨 山中散生訳 春秋書房 
 〔大詩人たちへの助言、一七八九年以降僕は考へさせられるそれで頭が痛いのだ、はなうり むすめ、バラアド、肉体の悪魔〕
昭和8年10月 *仏蘭西現代詩選(分冊現代詩講座) 堀辰雄訳 金星堂 (未確認)
 〔引越と田舎暮し、花或は星の言葉、ヴィナスの墓〕
昭和11年6月 *花売娘(『ドニイズ』) 堀口大学訳 山本書店 山本文庫19 
昭和15年2月 *花売り娘(仏蘭西短篇集) 堀口大学訳編 第一書房 
昭和28年1月 散歩する裸女(詩) 江口清訳 時事新報 
昭和28年6月 *ラディゲ全集 江口清訳 中央公論社 
 〔花売り娘、燃える頬(序文、花や星たちの言葉、福引、日光に弱い虫、絵はがき・パリの 河岸、ポールとヴィルジニー、アメリー、休止、ヴィーナスの墓、移転と別荘ぐらし、秘めら れた逢いびき、憤つたニンフ、仮面をとられたヴィナス、十三歳の許婚者たち、彫像または案 山子、ひつくり返された花籠、散歩する裸女に、北極星・愛の神、花とおまえは結婚する、死 んだ白鳥……)、燃える頬―初版本、休暇中の宿題(アルファベット、結婚、名詞の複数)、 自由詩(季節、シャンピニイ)、随想(一七八九年以来人びとは僕に考えることを強いたおか げで僕は頭が痛い、大詩人への勧告、バラード、僕の処女小説「肉体の悪魔」、手帖TU、批 評的ノート、ソフォクレスのアンティゴーネ)〕
昭和28年12月 *火の頬 北園克衛訳 白水社 
昭和29年1月 愛の島(詩) 江口清訳 新女苑 
昭和31年5月 *ラディゲ全集(増訂版) 江口清訳 中央公論社 
 〔花売り娘、燃える頬、燃える頬―初版本、休暇中の宿題、自由詩、随想/(増補した詩) 眼かくし鬼ごっこ、使い古された女、日記、シネマトグラフ〕
昭和32年6月 遊戯の規則(評論) 川口篤訳 新潮 
昭和35年3月 *フランス近代詩集 堀口大学訳 角川書店 角川文庫
昭和37年10月 *イール・ド・フランス、愛の島(『フランス文学20世紀』) 江口清訳 集英 社
昭和39年2月 *堀辰雄全集2 堀辰雄訳 角川書店 
昭和39年3月 *ラディゲ全集 江口清訳 雪華社 
 〔二つの手帖、燃える頬、休暇中の宿題、自由詩、雑詠、芸の規律、随想・文芸消息〕
昭和40年5月 *世界の名詩 江口清訳 集英社 世界の名作23
昭和45年2月 *ラディゲ全集(完本) 江口清訳 雪華社 
 〔二つの手帖、燃える頬、燃える頬(初版本)、休暇中の宿題、自由詩、雑詠、芸の規律、 随想、文芸消息、補遺〕
昭和48年3月 *ラディゲ詩集 なかにし礼訳 弥生書房 
昭和51年12月 *レーモン・ラディゲ全集 江口清訳 東京創元社 
 〔燃える頬、燃える頬(初版本)、休暇中の宿題、自由詩、雑詠、ポールとヴィルジニー、 ペリカン家の人びと、二つの手帳、芸の規律、文芸批評、随想、書簡、補遺〕
平成1年3月 *花売り娘(『アムステルダムの水夫』) 堀口大学訳 横田稔装画 書肆山田 
平成2年12月 *愛の島(『集英社ギャラリー「世界の文学」8』) 集英社 
平成4年6月 *花売り娘(『詩人のナプキン』) 堀口大学訳 筑摩書房 ちくま文庫
平成6年9月 *ラディゲ詩集 江口清訳 小沢書店 双書・20世紀の詩人16



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