イプセン翻訳作品年表

 榊原貴教 作成

本目録は、現在編集中の『翻訳文学総合事典』の基礎データ作成の過程で作成したものである。初出は『翻訳と歴史』35号(ノルウェー文学特集)(2007年11月)に掲載した。『翻訳と歴史』には、「日本におけるイプセン像」を編纂してあるので、参照を願いたい。
「イプセン翻訳作品目録」は、明治・大正・昭和・平成に至るイプセンの日本語による翻訳を、作品別に一覧した始めての目録である。但し、詩・書簡の翻訳を除いた。
配列は原作発表順とする。目録配列の表題は『イプセン戯曲全集』の原千代海訳名を採用する。また、同一作品の翻訳も各項中、刊行年代順とした。単行書には、*印を付して、新聞及び雑誌掲載の翻訳と区別した。(榊原貴教)

参考文献
越智治雄「日本におけるイプセン」(「日本比較文学会会報」昭和30年4月)
越智治雄「日本におけるイプセン―ヘッダ・ガブラー」(「明治大正文学研究」第16号 昭和30年5月)
秋葉太郎「イプセンの移入と其の影響」(『日本演劇史』上巻 昭和30年12月 理想社)
越智治雄「イブセンと日本文学―『ボルクマン』の場合」(「国文学」昭和36年12月)
越智治雄「日本におけるイプセン」(『明治大正の劇文学』昭和46年9月 塙書房)[前掲の二論文を収録]
藤木宏幸「日本におけるイプセン書誌」(「悲劇喜劇」特集・イプセン 昭和46年9月)
藤木宏幸「イプセン」(福田光治・剣持武彦・小玉晃一『欧米作家と日本近代文学』第3巻 ロシア・北欧・南欧篇 昭和51年1月 教育出版センター)
藤木宏幸「イプセンの受容」(『明治の文学V』「解釈と鑑賞」別冊/現代文学講座第3巻 昭和50年4月 至文堂)
藤木宏幸「日本近代文学とイプセン」(日本近代文学館『日本近代文学大事典』第4巻(事項) 昭和52年11月 講談社)
藤木宏幸「イプセン」(松田穣『比較文学辞典』昭和53年1月 東京堂出版)
毛利三彌「イプセン」(『集英社 世界文学大事典』第1巻 平成8年10月 集英社)[「日本のイプセン受容」の項をもうけ、明治から現代までを四期に時代区分して受容史の概観を述べている]
中村都史子『日本のイプセン現象 1906-1916』平成9年6月 九州大学出版会[「イプセン翻訳年表 明治26年―昭和14年」を掲載]
川戸道昭・榊原貴教「明治翻訳文学年表 イプセン編」(明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》第47巻『イプセン集』平成10年5月 大空社)


■カティリーナ Catilina, 1850
昭和5年5月
  *カテヰリーナ(『イブセン全集1』) 河野義博訳 改造社 改造文庫
平成1年6月
  *カティリーナ(『イプセン戯曲全集1』) 原千代海訳 未来社 

■勇士の塚 Kjaempehoien, 1850 
平成1年6月
  *勇士の塚(『イプセン戯曲全集1』) 原千代海訳 未来社 

■ノルマ、または政治家の恋 Norma eller En Politikens kjearlighed, 1851 
昭和52年3月
  *ノルマ、または政治家の恋(『イプセンの劇的否定性』) 毛利三彌訳 白鳳社 
平成1年6月
  *ノルマ、または政治家の恋(『イプセン戯曲全集1』) 原千代海訳 未来社 

■聖ヨハネ祭の夜 Sancthansnatten, 1853 
平成1年6月
  *聖ヨハネ祭の夜(『イプセン戯曲全集1』) 原千代海訳 未来社 

■エストロートのインゲル夫人 Fru Inger til Osteraad 1855 
大正11年7月
  *エーストロツトのインゲル夫人(『イブセン全集1』) 秋田雨雀訳 人間社出版部 
大正12年4月
  *エーストロツトのインゲル夫人 秋田雨雀訳 二松堂書店 
昭和5年5月
  *エーストロツトのインゲル夫人(『イブセン全集1』) 永田衡吉訳 改造社 改造文庫
平成1年6月
  *エストロートのインゲル夫人(『イプセン戯曲全集1』) 原千代海訳 未来社 

■ソウルハウグの宴 Gildet paa Solhoug, 1856 
昭和5年5月
  *ソルハウグの宴(『イブセン全集1』) 小寺融吉訳 改造社 改造文庫
平成1年6月
  *ソールハウグの宴(『イプセン戯曲全集1』) 原千代海訳 未来社 

■オーラフ・リッレクランス Olaf Liljekrans, 1857 
平成1年6月
  *オーラフ・リッレクランス(『イプセン戯曲全集1』) 原千代海訳 未来社 

■ヘルゲランの勇士たち Harmaendene paa Helgeland, 1858 
明治44年1月
  ヘルゲランドの海豪(梗概) 加能作次郎訳 ホトトギス(〜2月) 
大正2年1月
  ヘルゲランドの海賊 萬造寺齊訳 スバル(〜2月) 
昭和7年1月
  *ヘルゲランドの海賊(『イブセン全集2』) 大山広光訳 改造社 改造文庫
平成1年6月
  *ヘルゲランの勇士たち(『イプセン戯曲全集1』) 原千代海訳 未来社 

■愛の喜劇 Kjaerlighedens Komedie, 1862 
大正11年7月
  *恋の喜劇(イブセン全集1) 秋田雨雀訳 人間社出版部 
昭和3年5月
  *恋の喜劇(『近代劇全集1・北欧編1』) 高橋健二訳 第一書房 
昭和7年1月
  *恋の喜劇(『イブセン全集2』) 長谷部孝訳 改造社 改造文庫
平成1年8月
  *愛の喜劇(『イプセン戯曲全集2』) 原千代海訳 未来社 

■王位を要求する者たち Kongs-Emnerne, 1863 
昭和7年1月
  *王位僭称者(『イブセン全集2』) 河野義博訳 改造社 改造文庫
平成1年8月
  *王位を要求する者たち(『イプセン戯曲全集2』) 原千代海訳 未来社 

■ブラン Brand, 1866 
明治36年6月
  牧師 無名氏(森鴎外)訳 万年艸(〜9月) 
明治45年4月
  牧師ブランドの悲劇 加能作次郎 早稲田講演 
大正3年2月
  *ブランド 中村吉蔵訳 東亜堂書房 
大正3年11月
  *ブランド 半田良平訳 赤城正蔵 アカギ叢書86
大正8年4月
  ブランド 有島武郎訳 白樺
  〈この一篇は一九〇五から一九〇六にかけて私の關係してゐた學校の交友會雑誌に寄稿したものだ。即ち十數年前の舊稿であり、且つ兎に角一部の人には公示したものだけれども、この雑誌の讀者に讀んでいたゞきたい心もするので、文體も讀み苦しい漢文體のまゝではあるが載せる事にした。〉
大正13年6月
  *ブランド(『近代劇大系3・北欧篇3』) 楠山正雄訳 近代劇大系刊行会 
昭和2年7月
  *ブランド(『世界文豪代表作全集12・イブセン』) 中村吉蔵・秋田雨雀訳 世界文豪代表作全集刊行会 
昭和3年5月
  *ブランド(『近代劇全集1・北欧編1』) 茅野蕭々訳 第一書房 
昭和3年5月
  *ブランド(五幕劇詩) 角田俊訳 岩波書店 岩波文庫
昭和3年6月
  *ブランド(『世界戯曲全集28・北欧篇1・イプセン集』) 中村吉蔵訳 近代社(世界戯曲全集刊行会) 
昭和7年3月
  *ブランド(『イブセン全集3』) 中村吉蔵訳 改造社 改造文庫
昭和8年9月
  *ブランド(『イプセン名作選集』) 世界文学研究会編 淡海堂出版部 世界文豪名作選集1
平成1年8月
  *ブラン(『イプセン戯曲全集2』) 原千代海訳 未来社 

■ペール・ギュント Peer Gynt, 1867 
大正14年8月
  *ペール・ギュント(『世界童話大系19(S)・童話劇篇1』) 楠山正雄訳 世界童話大系刊行会 
大正14年11月
  ピャア・ギント(梗概) 童話 
昭和3年6月
  *ペア・ギュント(『世界戯曲全集28・北欧篇1・イプセン集』) 楠山正雄訳 近代社(世界戯曲全集刊行会) 
昭和5年1月
  *ペエア・ギユント(『近代劇全集2・北欧編2』) 茅野蕭々訳 第一書房 
昭和7年3月
  *ペール・ギュント(『イブセン全集3』) 仲木貞一訳 改造社 改造文庫
昭和39年10月
  *ペール・ギュント(『少年少女世界の名作文学38・北欧編1』) 茅野蕭々訳・后藤有一文 小学館 
昭和45年1月
  *ペール・ギュント(『世界文学全集24・イプセン・ストリンドベリ』) 毛利三弥訳 講談社 
平成1年6月
  *ペール・ギュント(『世界童話大系19・童話劇篇1』) 楠山正雄訳 名著普及会 
平成1年8月
  *ペール・ギュント(『イプセン戯曲全集2』) 原千代海訳 未来社 
平成3年1月
  *ペール・ギュント(グリーク音楽物語) 川崎洋文・ジョン・シェリー絵 評論社 児童図書館・絵本の部屋
平成18年11月
  *ペール・ギュント 毛利三彌訳 論創社 Ronso fantasy collection 

■青年同盟 De unges Forbund, 1869 
昭和5年6月
  *青年同盟(『イブセン全集5』) 大山広光訳 改造社 改造文庫
平成1年10月
  *青年同盟(『イプセン戯曲全集3』) 原千代海訳 未来社 

■皇帝とガリラヤ人 Kejser og Galilaer, 1873 
大正3年11月
  カイゼルとガラリヤ人〔戯曲〕 中島仙酔訳 新評論 
大正5年1月
  史劇 第三帝国(皇帝かガリラヤ人か) 村山勇三訳 新理想主義(5日〜2月5日) 
大正12年6月
  *皇帝とガリラヤ人 島村民蔵訳 東京堂書店 世界名著叢書5
平成1年10月
  *皇帝とガリラヤ人(『イプセン戯曲全集3』) 原千代海訳 未来社 

■社会の柱 Samfundets stotter, 1877 
明治43年4月
  社会の柱 橋本青雨訳 ホトトギス(〜6月)(Elias & Schlenther二氏の独訳)
平成1年10月
  *社会の柱(『イプセン戯曲全集3』) 原千代海訳 未来社 

■人形の家 Et dukkehjem, 1879 
明治26年3月
  人形の家 高安月郊訳 一點紅(大阪)(1号から3号)(〜5月) 
明治34年4月
  人形のすまゐ 藤沢古雪訳 新文芸(〜5月) 
明治34年10月
  *人形之家(『イブセン作社会劇』) 高安月郊訳 東京専門学校出版部 
明治36年7月
  *人形のすまゐ(『ささやき』) 藤沢小雪訳 金港堂 
明治39年11月
  ノラ(結末の場) 島村抱月訳 早稲田文学(ランゲ独訳)
明治43年1月
  人形の家(脚本) 島村抱月訳 早稲田文学(ウイリアム・アーチャー英訳)
大正2年4月
  *人形の家 島村抱月訳 早稲田大学出版部 イブセン傑作集1
大正2年11月
  *ノラ 森鴎外訳 警醒社書店 
大正3年3月
  *人形の家(一名ノラ) 村上静人訳 赤城正蔵 アカギ叢書1
大正3年8月
  「人形の家」の草稿 和気律次郎訳 生活と芸術 
大正3年10月
  *人形の家(一名ノラ) 大友青羽訳 鍾美堂書店 世界文藝叢書・チョイスシリーズ19
大正3年10月
  *人形の家(ノラ) 添田唖蝉坊編 春江堂書店 
大正3年12月
  *人形の家 中村吉蔵訳 新潮社 新潮文庫
大正11年4月
  *人形の家 中村吉蔵訳 新潮社 泰西戯曲選集3
大正12年3月
  *人形の家(『近代劇大系1・北欧篇1』) 楠山正雄訳 近代劇体系刊行会 
大正15年1月
  *人形の家(『文芸に現れたる泰西の代表的女性1』) 木村壮太訳 世界文献刊行会 世界婦人文献5
大正15年9月
  *人形の家 長田幹彦訳 生方書店 世界名著叢書6
昭和2年4月
  *人形の家(『イプセン集』) 楠山正雄訳 新潮社 世界文学全集26
昭和2年7月
  *人形の家(『世界文豪代表作全集12・イブセン』) 中村吉蔵・秋田雨雀訳 世界文豪代表作全集刊行会 
昭和2年10月
  *人形の家(『イブセン集』) 河合逸二訳 中央出版社 袖珍世界文学叢書1
昭和3年5月
  *人形の家(『近代劇全集1・北欧編1』) 秦豊吉訳 第一書房 
昭和3年6月
  *人形の家(『世界戯曲全集28・北欧篇1・イプセン集』) 森鴎外訳 近代社(世界戯曲全集刊行会) 
昭和3年12月
  *人形の家 林健治郎訳注 英文学社 英文世界名著全集38
昭和4年4月
  *人形の家(『抱月全集4』) 島村抱月訳 博文館 
昭和4年12月
  *人形の家(『近代劇物語』) 楠山正雄 婦人之友社 世界文学物語叢書6
昭和5年6月
  *人形の家(『イブセン全集5』) 中村吉蔵訳 改造社 改造文庫
昭和7年8月
  *ノラ 森鴎外訳 春陽堂書店 世界名作文庫
昭和8年6月
  *人形の家 林健治郎訳注 外語研究社 
昭和8年9月
  *人形の家(『イプセン名作選集』) 世界文学研究会編 淡海堂出版部 世界文豪名作選集1
昭和10年6月
  *人形の家 河合逸二訳 文新社 世界文学名著文庫
昭和13年9月
  *人形の家 楠山正雄訳 新潮社 新潮文庫
昭和14年3月
  *人形の家 竹山道雄訳 岩波書店 岩波文庫
昭和14年7月
  *人形の家 赤木春之編 大東出版社 あかね叢書3
昭和21年7月
  *人形の家 飯田豊二著 新文社 世界名著物語文庫
昭和21年10月
  *人形の家(『新選世界文学集』) 楠山正雄訳 大泉書店 
昭和25年9月
  *人形の家(イプセンの人と作品) ダイジェスト・シリーズ刊行会編 ジープ社 ダイジェスト・シリーズ41
昭和26年2月
  *人形の家 中谷博著 小峰書店 少年少女のための世界文学選1
昭和27年8月
  *人形の家 島村抱月訳 角川書店 角川文庫
昭和28年3月
  *人形の家(イプセン選集1) 山室静訳 創元社 創元文庫
昭和28年8月
  *人形の家 矢崎源九郎訳 新潮社 新潮文庫
昭和30年2月
  *人形の家(『世界文学全集第1期10・イプセン・ストリンドベリ』) 杉山誠訳 河出書房 
昭和31年10月
  *人形の家(『イプセン名作集』) 杉山誠訳 白水社 
昭和34年9月
  *人形の家(『世界名作全集17』) 山室静訳 平凡社 
昭和37年10月
  *人形の家(『世界文学全集26・イプセン・ハウプトマン』) 杉山誠訳 河出書房新社 
昭和40年3月
  *人形の家(『世界青春文学名作選20』) 矢崎源九郎訳 学習研究社 ガッケン・ブックス
昭和41年2月
  *人形の家(『世界文学全集12・チェーホフ・イプセン』) 杉山誠訳 河出書房新社 
昭和41年5月
  *人形の家(『世界の文学22・イプセン・ウンセット』) 山室静訳 中央公論社 
昭和42年12月
  *人形の家 林穣二訳 旺文社 旺文社文庫 
昭和44年1月
  *人形の家(『世界文学全集カラー版22・チェーホフ・イプセン』) 杉山誠訳 河出書房新社 
昭和45年1月
  *人形の家(『世界文学全集24・イプセン・ストリンドベリ』) 山室静訳 講談社 
昭和46年7月
  *人形の家 毛利三彌訳 講談社 講談社文庫 
昭和46年8月
  *人形の家(『世界文学ライブラリー12』) 毛利三彌訳 講談社 
昭和48年7月
  *人形の家(『世界青春文学館2』) 矢崎源九郎訳 立風書房 
昭和51年10月
  *人形の家(『世界文学全集58・イプセン・ストリンドベリ』) 毛利三彌訳 講談社 
昭和54年6月
  *人形の家(『世界文学全集32・イプセン・ストリンドベリ』) 山室静訳 学習研究社 
昭和55年11月
  *人形の家(『河出世界文学大系50・イプセン・ハウプトマン』) 杉山誠訳 河出書房新社 
平成1年4月
  *人形の家(『イプセン戯曲全集4』) 原千代海訳 未来社 
平成1年10月
  *人形の家(『河出世界文学全集15』) 杉山誠訳 河出書房新社 
平成2年8月
  *人形の家 ウィリアム・アーチャー英訳、佐竹竜照・岩原武則訳注 大学書林 
平成3年1月
  *人形の家 坂口玲子訳 劇書房 
平成8年5月
  *人形の家 原千代海訳 岩波書店 岩波文庫 
平成9年11月
  *人形の家(イプセン傑作集1) 島村抱月訳 日本図書センター 早稲田大学出版部大正2年4月刊の複製
平成9年11月
  *人形の家(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会 
平成10年5月
  *人形のすまい(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 藤沢古雪訳 大空社 『新文芸』明治34年4月〜5月の複製
平成12年5月
  *人形の家(『ベスト・プレイズ(西洋古典戯曲)』) 毛利三彌訳 白凰社 
平成16年5月
  *ノラ 森鴎外訳 ゆまに書房(オンデマンド版) 昭和初期世界名作翻訳全集19(春陽堂昭和7年8月刊の複製)

■幽霊 Gengangere, 1881 
明治40年3月
  幽霊(家庭劇) 橋本青雨訳 新小説 
明治44年12月
  *幽霊 森鴎外訳 金葉堂 〔北村季晴の演劇同志会第2回公演の台本〕
明治45年5月
  「幽霊」の覚書 流星訳 ザムボア(朱欒) 
大正2年3月
  亡霊〔戯曲〕 高橋泰訳 詩歌(〜大正3年2月) 
大正2年6月
  *幽霊(独和対訳) 小野秀雄訳 南山堂書店 
大正3年9月
  *幽霊 橋本青雨訳 人生社 人生叢書1
大正3年9月
  *幽霊 香西敏訳 赤城正蔵 アカギ叢書56
大正4年2月
  *亡霊(『イプセン全集1』) 高橋泰訳 静潮社 (2巻「ロスメルス・ホルム」、3巻「ブランド」を予告)
大正10年5月
  *幽霊(『近代劇選集3』) 楠山正雄訳 新潮社 
大正12年3月
  *幽霊(『近代劇大系1・北欧篇1』) 楠山正雄訳 近代劇体系刊行会 
大正12年8月
  *幽霊(『タンタヂールの死』) 小島春潮訳 集栄館 泰西傑作叢書2
大正13年11月
  *幽霊 富永郁訳 地平社書房 地平社近代劇叢書2
昭和2年4月
  *幽霊(『世界文学全集26・イプセン集』) 楠山正雄訳 新潮社 
昭和3年6月
  *幽霊(『世界戯曲全集28・北欧篇1・イプセン集』) 森鴎外訳 近代社(世界戯曲全集刊行会) 
昭和4年12月
  *幽霊(『近代劇物語』) 楠山正雄 婦人之友社 世界文学物語叢書6
昭和7年8月
  *幽霊 森鴎外訳 春陽堂書店 世界名作文庫
昭和8年9月
  *幽霊(『イプセン名作選集』) 世界文学研究会編 淡海堂出版部 世界文豪名作選集1
昭和14年11月
  *幽霊 竹山道雄訳 岩波書店 岩波文庫
昭和21年10月
  *幽霊(『人形の家』) 楠山正雄訳 大泉書店 新選世界文学集
昭和23年5月
  *「幽霊」の梗概(『イプセン研究』) 坪内逍遥訳 大河内書店 
昭和25年9月
  *幽霊(イプセンの人と作品) ダイジェスト・シリーズ刊行会編 ジープ社 ダイジェスト・シリーズ41
昭和26年2月
  *幽霊(『人形の家』) 中谷博著 小峰書店 少年少女のための世界文学選1
昭和28年7月
  *幽霊 森鴎外訳 創芸社 近代文庫
昭和28年10月
  *幽霊(イプセン選集3) 山室静訳 創元社 創元文庫
昭和30年2月
  *幽霊(『世界文学全集第1期10・イプセン・ストリンドベリ』) 青山杉作訳 河出書房 
昭和31年10月
  *幽霊(『イプセン名作集』) 青山杉作訳 白水社 
昭和54年6月
  *幽霊―三幕の家庭劇(『世界文学全集32・イプセン・ストリンドベリ』) 毛利三彌訳 学習研究社 
平成1年4月
  *幽霊(『イプセン戯曲全集4』) 原千代海訳 未来社 
平成8年6月
  *幽霊 原千代海訳 岩波書店 岩波文庫
平成9年11月
  *ゆうれい(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会 
平成16年5月
  *幽霊 森鴎外訳 ゆまに書房(オンデマンド版) 昭和初期世界名作翻訳全集20(春陽堂昭和7年8月の複製)

■人民の敵 En folkefiende, 1882 
明治26年3月
  社会の敵(脚本) 高安月郊訳 同志社文学(〜6月) 
明治34年6月
  社会之敵 森皚峯訳 時事新報(15日〜7月5日) 
明治34年9月
  *社会之敵 森皚峯訳 森晋太郎
  〈譯文は初め、本年五月より六月に亘り、二十日間に分載して、之を時事新報に公にせり。原書の四、五両齣に係かるものは、日刊の新聞紙上に連掲するに於いて、局面の変化に乏しき嫌あれば、甚しく之が省略を試みたるも、いま集綴して一部の書となすに當たり、稿を更めて、全く之を原書の状に復せしめたり。〉(序)
明治34年10月
  *社会之敵(『イブセン作社会劇』) 高安月郊訳 東京専門学校出版部 
明治41年10月
  社会の敵(梗概) SM生訳 新潮 
明治44年8月
  *人民の敵 太田三次郎訳 政教社 
大正3年11月
  *人民の敵 太田三次郎訳 海軍刷新会(4版) 
大正12年3月
  *民衆の敵(『近代劇大系1・北欧篇1』) 楠山正雄訳 近代劇体系刊行会 
昭和2年4月
  *民衆の敵(世界文学全集26・『イプセン集』) 楠山正雄訳 新潮社 
昭和5年6月
  *社会の敵(『イブセン全集5』) 大関柊郎訳 改造社 改造文庫
昭和14年9月
  *民衆の敵 竹山道雄訳 岩波書店 岩波文庫
昭和21年10月
  *民衆の敵(『人形の家』) 楠山正雄訳 大泉書店 新選世界文学集
昭和25年9月
  *民衆の敵(イプセンの人と作品) ダイジェスト・シリーズ刊行会編 ジープ社 ダイジェスト・シリーズ41
昭和28年3月
  *民衆の敵(イプセン選集2) 山室静訳 創元社 創元文庫
昭和28年4月
  *民衆の敵(五幕) 菅原卓訳 角川書店 角川文庫
昭和31年3月
  *民衆の敵 矢崎源九郎訳 新潮社 新潮文庫
平成1年4月
  *人民の敵(『イプセン戯曲全集4』) 原千代海訳 未来社 
平成9年11月
  *人民の敵(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会 
平成10年5月
  *社会の敵(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 森皚峯訳 大空社 『時事新報』明治34年6月〜7月の複製

■野鴨 Viedanden, 1884 
明治42年9月
  『鴨』の梗概 稲田薄光訳 新声 
明治43年11月
  鴨 楠山正雄訳 劇と詩 
大正1年11月
  鴨〔戯曲〕 森田草平訳 新小説(〜12月) 
大正2年2月
  *鴨 森田草平訳 新潮社 
大正3年7月
  *鴨 森田草平編 青年学芸社 エッセンスシリーズ5
大正3年9月
  *鴨 村上静人訳 赤城正蔵 アカギ叢書39
大正6年11月
  *野鴨 坪内士行訳 早稲田大学出版部 イブセン傑作集5
大正12年3月
  *野鴨(『近代劇大系1・北欧篇1』) 楠山正雄訳 近代劇体系刊行会 
昭和2年10月
  *野鴨(『イブセン集』) 河合逸二訳 中央出版社 袖珍世界文学叢書1
昭和3年5月
  *鴨(『近代劇全集1・北欧編1』) 森田草平訳 第一書房 
昭和3年6月
  *野鴨(『世界戯曲全集28・北欧篇1・イプセン集』) 楠山正雄訳 近代社(世界戯曲全集刊行会) 
昭和4年12月
  *鴨(『近代劇物語』) 楠山正雄訳 婦人之友社 世界文学物語叢書6
昭和13年11月
  *野鴨 竹山道雄訳 岩波書店 岩波文庫
昭和23年5月
  *「鴨」の梗概(『イプセン研究』) 坪内逍遥訳 大河内書店 (初出、明治42年)
昭和25年9月
  *鴨(イプセンの人と作品) ダイジェスト・シリーズ刊行会編 ジープ社 ダイジェスト・シリーズ41
昭和29年3月
  *野鴨 矢崎源九郎訳 新潮社 新潮文庫
昭和30年2月
  *野鴨(『世界文学全集第1期10・イプセン・ストリンドベリ』) 山室静訳 河出書房 
昭和31年10月
  *野鴨(『イプセン名作集』) 内村直也訳 白水社 
昭和37年10月
  *野鴨(『世界文学全集26・イプセン・ハウプトマン』) 山室静訳 河出書房新社 
昭和44年1月
  *野鴨(『世界文学全集カラー版22・チェーホフ・イプセン』) 山室静訳 河出書房新社 
昭和51年10月
  *野鴨(『世界文学全集58・イプセン・ストリンドベリ』) 毛利三彌訳 講談社 
昭和55年11月
  *野鴨(『河出世界文学大系50・イプセン・ハウプトマン』) 山室静訳 河出書房新社 
平成1年4月
  *野鴨(『イプセン戯曲全集4』) 原千代海訳 未来社 
平成1年10月
  *野鴨(『河出世界文学全集15』) 山室静訳 河出書房新社
平成8年5月
  *野鴨 原千代海訳 岩波書店 岩波文庫 
平成9年11月
  *野鴨(イプセン傑作集5) 坪内士行訳 日本図書センター 早稲田大学出版部大正6年11月刊の複製
平成9年11月
  *野がも(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会 
平成10年5月
  *「鴨」の梗概(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 稲田薄光訳 大空社 『新声』明治42年9月の複製

■ロスメルスホルム Rosmersholm, 1886 
明治41年9月
  水車の流 天沼匏村訳 太陽 
明治42年2月
  ロスメルスホルム 細越夏村訳 新文林 
大正2年12月
  *ロスメルカホルム(『近代劇物語1』) 荒木秀一訳 大日本図書 岡倉由三郎監修
大正3年2月
  *ロスメルスホルム 坪内士行・島村抱月訳 早稲田大学出版部 イブセン傑作集3
大正12年6月
  *ロスメルスホルム(『近代劇大系2・北欧篇2』) 楠山正雄訳 近代劇大系刊行会 
昭和2年4月
  *ロスメルスホルム(『世界文学全集26・イプセン集』) 楠山正雄訳 新潮社 
昭和4年12月
  *ロスメルスホルム(『近代劇物語』) 楠山正雄 婦人之友社 世界文学物語叢書6
昭和5年1月
  *ロスメルスホルム(『近代劇全集2・北欧編2』) 三井光彌訳 第一書房 
昭和51年10月
  *ロスメルスホルム(『世界文学全集58・イプセン・ストリンドベリ』) 毛利三弥訳 講談社 
平成1年4月
  *ロスメルスホルム(『イプセン戯曲全集4』) 原千代海訳 未来社 
平成9年11月
  *ロスメルスホルム(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会 
平成9年11月
  *ロスメルスホルム(イプセン傑作集3) 坪内士行・島村民蔵訳 日本図書センター 早稲田大学出版部大正3年2月刊の複製
平成10年5月
  *水車の流(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 天沼匏村訳 大空社 『太陽』明治41年9月の複製

■海の夫人 Fruen fra havet, 1888 
明治38年5月
  海の夫人 上田敏訳 心の花(〜9月) 
明治43年4月
  脚本/海の夫人 草野柴二訳 歌舞伎 
大正2年7月
  *海の夫人 草野柴二訳 現代社 近代脚本叢書6
大正3年2月
  *海の夫人 島村抱月訳 早稲田大学出版部 イブセン傑作集2
大正3年8月
  *海の夫人(『近代劇物語2』) 荒木秀一訳 大日本図書
大正3年8月
  *海の夫人 村上静人訳 赤城正蔵 アカギ叢書32
大正6年9月
  海の夫人(西洋名作物語) 下田歌子訳 婦人世界(〜10月) 
大正12年6月
  *海の夫人(『近代劇大系2・北欧篇2』) 楠山正雄訳 近代劇大系刊行会 
昭和3年6月
  *海の夫人(『世界戯曲全集28・北欧篇1・イプセン集』) 楠山正雄訳 近代社(世界戯曲全集刊行会) 
昭和4年4月
  *海の夫人(『抱月全集4』) 島村抱月訳 博文館 
昭和4年12月
  *海の夫人(『近代劇物語』) 楠山正雄 婦人之友社 世界文学物語叢書6
昭和8年9月
  *海の夫人(『イプセン名作選集』) 世界文学研究会編 淡海堂出版部 世界文豪名作選集1
昭和25年9月
  *海の夫人(イプセンの人と作品) ダイジェスト・シリーズ刊行会編 ジープ社 ダイジェスト・シリーズ41
昭和26年2月
  *海の夫人(『人形の家』) 中谷博著 小峰書店 少年少女のための世界文学選1
昭和28年12月
  *海の夫人(イプセン選集5) 山室静訳 創元社 創元文庫
平成1年12月
  *海の夫人(『イプセン戯曲全集5』) 原千代海訳 未来社 
平成5年9月
  *海の夫人(『山室静自選著作集9』) 山室静訳 松本・郷土出版社 
平成9年11月
  *海の夫人(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会 
平成9年11月
  *海の夫人(イプセン傑作集2) 島村抱月訳 日本図書センター 早稲田大学出版部大正3年2月刊の複製
平成10年5月
  *海の夫人(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 上田敏訳 大空社 『心の花』明治38年5月の複製

■ヘッダ・カーブレル Hedda Gabler, 1890 
明治40年1月
  ヘダ・ガブラア 千葉掬香・新井雨泉訳 心の花(〜41年5月) 
明治42年10月
  鏑木秀子(翻訳劇) 土肥春曙訳 早稲田文学(〜11月)
 〈この劇は、文藝協會演劇研究所試演用脚本として、イブセン作中最も我國の人情に適切なる『ヘツダ・カブラ』を翻案したものである。但飜案といつても、篇中已むを得ざる筋をところぐ改めたる而 已で、他は悉く原作に從つた。白は我が口語との一致を圖る爲め、多少手心を用ゐたれど、能ふだけは其のまゝを直寫して、人物の性情性格を沒却せざらんことを試みたが之れを原作と對照する時は、 意に滿たざる節甚多く到底不具の飜案劇たるを免かれぬ、されど掲載完結までには、順次研究生の朗讀用に供して、出來るだけの改竄を施し、一層原作に近からしめん〉
明治42年11月
  *ヘダ・ガブラー 千葉掬香訳 易風社
 〈この脚本の飜譯は、三幕目迄、明治四十年の一月より、四十一年の五月にかけて、雜誌『心の花』に掲載されたのです。四幕目は、今度新たに飜譯しました。〉
明治43年3月
  *鏑木秀子(イブセン社会劇) 土肥春曙訳 春陽堂 
大正7年6月
  *ヘッダ・ガブラー 坪内士行訳 早稲田大学出版部 イブセン傑作集6
大正12年6月
  *ヘッダ・カーブレル(『近代劇大系2・北欧篇2』) 楠山正雄訳 近代劇大系刊行会 
昭和2年4月
  *ヘッダ・ガーブレル(『イプセン集』) 楠山正雄訳 新潮社 世界文学全集26
昭和2年6月
  *ヘッダ・ガーブレル(独和対訳) 小野秀雄訳 南山堂書店 
昭和4年12月
  *ヘッダ・カーブレル(『近代劇物語』) 楠山正雄訳 婦人之友社 世界文学物語叢書6
昭和5年1月
  *ヘッダ・ガーブレル(『近代劇全集2・北欧編2』) 三井光彌訳 第一書房 
昭和25年9月
  *ヘッダ・ガーブレル(イプセンの人と作品) ダイジェスト・シリーズ刊行会編 ジープ社 ダイジェスト・シリーズ41
昭和25年10月
  *ヘツダ・ガブラー 菅原卓・原千代海訳 京橋書院 
昭和27年10月
  *ヘッダ・ガーブレル 楠山正雄訳 角川書店 角川文庫
昭和28年1月
  *ヘッダ・ガブラー 菅原卓・原千代海訳 創元社 創元文庫
昭和30年2月
  *ヘッダ・ガブラー(『世界文学全集第1期10・イプセン・ストリンドベリ』) 菅原卓・原千代海訳 河出書房 
昭和31年10月
  *ヘッダ・カブラー(『イプセン名作集』) 菅原卓・原千代海訳 白水社 
昭和37年10月
  *ヘッダ・ガブラー(『世界文学全集26・イプセン・ハウプトマン』) 杉山誠訳 河出書房新社 
昭和41年2月
  *ヘッダ・ガブラー(『世界文学全集12・チェーホフ・イプセン』) 杉山誠訳 河出書房新社 
昭和44年1月
  *ヘッダ・ガブラー(『世界文学全集カラー版22・チェーホフ・イプセン』) 杉山誠訳 河出書房新社 
昭和46年8月
  *ヘッダ・ガブラー(『世界文学ライブラリー12』) 毛利三彌訳 講談社 
昭和51年10月
  *ヘッダ・ガブラー(『世界文学全集58・イプセン・ストリンドベリ』) 毛利三彌訳 講談社 
昭和54年11月
  *ヘッダ・ガーブラー 福田恒存訳 中央公論社 
昭和55年11月
  *ヘッダ・ガブラー(『河出世界文学大系50・イプセン・ハウプトマン』) 杉山誠訳 河出書房新社 
平成1年10月
  *ヘッダ・ガブラー(『河出世界文学全集15』) 杉山誠訳 河出書房新社 
平成1年12月
  *ヘッダ・ガーブレル(『イプセン戯曲全集5』) 原千代海訳 未来社 
平成5年4月
  *ヘッダ・ガーブラー(『福田恒存翻訳全集8・戯曲篇』) 福田恒存訳 文芸春秋 
平成8年6月
  *ヘッダ・ガーブレル 原千代海訳 岩波書店 岩波文庫 
平成9年11月
  *ヘッダ・ガブラー(イプセン傑作集6) 坪内士行訳 日本図書センター 早稲田大学出版部大正7年6月刊の複製
平成9年11月
  *ヘッダ・ガブラー(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会 
平成10年5月
  *ヘダ・ガブラア(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 千葉掬香・新井雨泉訳 大空社 『心の花』明治40年1月〜41年5月の複製

■棟梁ソルネス Bygmester Solness, 1892 
明治26年3月
 〔棟梁ソルネスの一節〕 無署名 国民新聞(1日) 
明治37年7月
  建築師 千葉掬香・新井雨泉訳 歌舞伎(〜40年4月) 
明治42年7月
  *建築師 千葉掬香訳 易風社
 〈此の脚本を「歌舞伎」に出だす時新井両泉君は、口譯した箇處を筆記して呉れられ、又鈴木春浦君は原稿の一部分を清書して呉れた。〉
大正2年4月
  *建築師 千葉掬香訳 警醒社 
大正11年10月
  *建築師ソルネス 金子白夢訳 京文社 
大正12年6月
  *建築師ソルネス(『近代劇大系2・北欧篇2』) 楠山正雄訳 近代劇大系刊行会 
昭和8年9月
  *建築師(『イプセン名作選集』) 世界文学研究会編 淡海堂出版部 世界文豪名作選集1
昭和25年9月
  *建築師ソルネス(イプセンの人と作品) ダイジェスト・シリーズ刊行会編 ジープ社 ダイジェスト・シリーズ41
昭和31年10月
  *建築師ソルネス(『イプセン名作集』) 菅原卓訳 白水社 
昭和41年5月
  *建築師ソルネス(『世界の文学22・イプセン・ウンセット』) 山室静訳 中央公論社 
昭和51年10月
  *棟梁ソルネス(『世界文学全集58・イプセン・ストリンドベリ』) 毛利三弥訳 講談社 
平成1年12月
  *棟梁ソルネス(『イプセン戯曲全集5』) 原千代海訳 未来社 
平成9年11月
  *棟梁ソルネス(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会 
平成10年5月
  *棟梁ソルネスの一節(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 大空社 『国民新聞』明治26年3月の複製

■小さなエイヨルフ Lille Eyolf, 1894 
明治40年4月
  少アイヨルフ(脚本) 兆木生訳 明星 
明治43年5月
  小アイヨルフ 佐藤紅緑訳 演芸画報 
明治45年2月
  少アイヨルフ 草野柴二訳 心の花(〜大正元年11月) 
大正6年3月
  *小さいアイヨルフ 坪内士行訳 早稲田大学出版部 イブセン傑作集4
大正10年7月
  *小さきアイヨルフ(『イブセン全集8』) 秋田雨雀訳 人間社出版部 
大正13年6月
  *小さいアイヨルフ(『近代劇大系3・北欧篇3』) 楠山正雄訳 近代劇大系刊行会 
昭和2年4月
  *小さいイヨルフ(『イプセン集』) 楠山正雄訳 新潮社 世界文学全集26
昭和3年6月
  *小さきアイヨルフ(『世界戯曲全集28・北欧篇1・イプセン集』) 成瀬無極訳 近代社(世界戯曲全集刊行会)
昭和25年9月
  *小さいイヨルフ(イプセンの人と作品) ダイジェスト・シリーズ刊行会編 ジープ社 ダイジェスト・シリーズ41
昭和28年7月
  *小さいイヨルフ(イプセン選集6) 山室静訳 創元社 創元文庫
昭和31年10月
  *小さなエヨルフ(『イプセン名作集』) 山室静訳 白水社
昭和40年6月
  *小さいエヨルフ(『世界文学大系90・近代劇集』) 山室静訳 筑摩書房 
昭和44年2月
  *小さいエヨルフ(『世界文学全集67・世界戯曲集』) 山室静訳 筑摩書房 
昭和49年6月
  *小さなエヨルフ(『筑摩世界文学大系84・近代劇集』) 山室静訳 筑摩書房 
平成1年12月
  *小さなエイヨルフ(『イプセン戯曲全集5』) 原千代海訳 未来社 
平成9年11月
  *小さいアイヨルフ(イプセン傑作集4) 坪内士行訳 日本図書センター 早稲田大学出版部大正6年3月刊の複製
平成9年11月
  *小さなエイヨルフ(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会 
平成10年5月
  *脚本 少アイヨルフ(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 兆木生訳 大空社 『明星』明治40年4月の複製

■ヨーン・ガブリエル・ボルクマン John Gabriel Borkman, 1896 
明治30年5月
  したゝかもの 岸上質軒訳 文芸倶楽部 
明治40年2月
  ボルクマン 小杉乃帆流訳 白百合 
明治42年7月
  ジョン・ガブリエル・ボルクマン(脚本) 森鴎外訳 国民新聞(6日〜9月7日) 〔小山内薫の自由劇場公演の台本〕
明治42年11月
  *ジョン・ガブリエル・ボルクマン 森鴎外訳 画報社 
明治43年2月
  *ジョン・ガブリエル・ボルクマン(『イブセン全集(巻の一)』) 柳川春葉・佐藤紅緑訳 杉本梁江堂 
大正10年7月
  *ジョン・ガブリエル・ボルクマン(『イブセン全集8』) 秋田雨雀訳 人間社出版部 
大正13年6月
  *ジヨン・ガブリエル・ボルクマン(『近代劇大系3・北欧篇3』) 楠山正雄訳 近代劇大系刊行会 
昭和2年10月
  *ジョン・ガブリエル・ボルクマン(『イブセン集』) 河合逸二訳 中央出版社 袖珍世界文学叢書1
昭和3年6月
  *ジヨン・ガブリエル・ボルクマン(『世界戯曲全集28・北欧篇1・イプセン集』) 楠山正雄訳 近代社(世界戯曲全集刊行会) 
昭和7年8月
  *ジョン・ガブリエル・ボルクマン 森鴎外訳 春陽堂書店 世界名作文庫
平成1年12月
  *ヨーン・ガブリエル・ボルクマン(『イプセン戯曲全集5』) 原千代海訳 未来社 
平成9年11月
  *ヨーン・ガブリエル・ボルクマン(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会 
平成10年5月
  *したゝかもの(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 岸上質軒訳 大空社 『文芸倶楽部』明治30年5月の複製
平成10年5月
  *ボオクマン(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 小杉乃帆流訳 大空社 『白百合』明治40年2月の複製
平成16年5月
  *ジョン・ガブリエル・ボルクマン 森鴎外訳 ゆまに書房(オンデマンド版) 昭和初期世界名作翻訳全集18(春陽堂昭和7年8月刊の複製)

■あたしたち死んだ者が目覚めたとき Nar vi dode vagner, 1899 
明治40年3月
  蘇生の日(脚本) 千葉掬香訳 明星(〜11月、1月予告)
明治42年7月
  *蘇生の日(脚本) 千葉掬香訳 警醒社書店
 〈この飜譯は、與謝野鐡幹氏の高嘱に依り、明治四十年三月より同年九月へ懸けて雜紙誌「明星」誌上へ連載した。〉(小引)
明治43年2月
  *蘇生の日(『イブセン全集(巻の一)』 柳川春葉・佐藤紅緑訳 杉本梁江堂 
大正2年1月
  *復活の日 中島清訳 上田屋書店 
大正2年4月
  *蘇生の日〔脚本〕 千葉掬香訳 警醒社書店 易風社版の再版
大正2年12月
  吾々死者が目覚むる時 小野秀雄訳 新独逸雑誌
大正3年10月
  *イレエネ(一名恋ならぬ恋) 秋香小史訳 大阪・田村熈春堂 傑作叢書7
大正10年7月
  *吾等死より醒むる時(『イブセン全集8』) 秋田雨雀訳 人間社出版部 
大正12年2月
  *吾等死より醒むる時 秋田雨雀訳 二松堂書店 表現叢書9
大正12年8月
  *吾等死より醒めし時 秋田雨雀訳 元泉社 
昭和2年7月
  *我等死者醒めなば(『世界文豪代表作全集12・イブセン』) 中村吉蔵・秋田雨雀訳 世界文豪代表作全集刊行会 
昭和3年6月
  *あたし達死んでる者は蘇生つてから(『世界戯曲全集28・北欧篇1・イプセン集』) 金田鬼一訳 近代社(世界戯曲全集刊行会)
昭和28年7月
  *われら死者の目ざめる時(イプセン選集6) 山室静訳 創元社 創元文庫
昭和51年10月
  *私たち死んだものが目覚めたら(『世界文学全集58・イプセン・ストリンドベリ』) 毛利三彌訳 講談社
平成1年12月
  *あたしたち死んだ者が目覚めたとき(『イプセン戯曲全集5』) 原千代海訳 未来社
平成9年11月
  *私たち死んだものが目覚めたら(『イプセン戯曲選集(現代劇全作品)』) 毛利三彌訳 東海大学出版会
平成10年5月
  *脚本 蘇生の日(『明治翻訳文学全集《新聞雑誌編》47・イプセン集』) 千葉掬香訳 大空社 『明星』明治40年3月の復刻



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