言文一致の文体はほんとうに完成したのであろうか


 資料集成 翻訳と近代日本語の形成 


 川戸道昭・榊原貴教編

 全18巻+別巻1 予定 B5判上製 【価格 本体価格 467,000円】



文体編 【言文一致体の初出作品と関連資料】


第1巻 総目次+総索引

第2巻 挑戦する文体・山田美妙集

第3巻 懐疑する文体・二葉亭四迷集

第4巻 理想を追う文体・嵯峨の屋おむろ集

第5巻 苦悩する文体・尾崎紅葉集 @

第6巻 苦悩する文体・尾崎紅葉集 A

第7巻 言文一致作品集 @(内田魯庵『罪と罰』)

第8巻 言文一致作品集 A(饗庭篁村、巌谷小波、若松賤子、森田思軒ほか)




史料編


第9巻 近代日本語形成資料(刊本の部)江戸期@
   あゆひ抄(安永2年)、唐詩選解(天明3年)

第10巻 近代日本語形成資料(刊本の部)明治期@
   格賢勃斯英文典直訳(大学南校版)、ピネオ氏英文典直訳(慶応義塾読本)

第11巻 近代日本語形成資料(刊本の部)明治期A
   国字国文改良建議書(慶応2年、前島密)、真政大意(明治3年、加藤弘之)、ちゑのいとぐち(明治4年、古川正雄)、文字之教附録手紙之文(明治6年、福沢諭吉)、ものわりのはしご(明治7年)、民権自由論(明治12年、植木枝盛)、民権自由論甲号(明治15年、植木枝盛)

第12巻 近代日本語形成資料(刊本の部)明治期B
   ことばの写真法一名筆記学階梯(明治18年、丸山平次郎)、日本文體論文字新論(明治19年、矢野文雄)、日本新字発明(明治20年、小島一騰)、日本普通文如何(明治20年6月)、日本読本(明治20年6月)

第13巻 近代日本語形成資料(刊本の部)明治期C
   言文一致(明治19年、物集高見)、言文一致(明治34年、言文一致研究会)、言文一致会の会誌(明治35年)、言文一致論集(明治35年、言文一致会)

第14巻 近代日本語形成資料(新聞雑誌の部)@

第15巻 近代日本語形成資料(新聞雑誌の部)A

第16巻 演説・記事論説集
   加藤弘之、西周、杉亨二、田口卯吉、津田仙、植村正久、植木枝盛、尾崎行雄、末松謙澄らの演説および読売新聞連載「言文一致に対する意見」(明治34年5月〜7月1日)の十名演説集

第17巻 国語改良異見
   明治期60余名の国語改良に対するさまざまな意見を集成(明治33年、自治館編

第18巻 現代名家文章大観
   大正期160余名のさまざまな文章観を集成(大正5年、政教社編)





別巻
 欧米文学の翻訳と近代日本語の形成(川戸道昭著) 図録・近代日本語形成史

   B5版 320頁 本体価格 20,000円



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