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図説 児童文学翻訳大事典 全4巻


■編集 児童文学翻訳大事典編集委員会
■大空社・ナダ出版センター 共同出版
■B5版/上製/クロス装/表紙カバー
■全4巻(総ページ1750頁)/カラー410頁
■揃定価(本体120,000円+税)
■ISBN978-4-283-00516-7
[2007年発行]


児童文化の原点として「翻訳児童文学」を位置づける
日本における最高水準の事典。
実証的資料(新資料の発掘多数)の宝庫!

児童文学史、装幀と挿絵、原作者と作品(初訳とその後)、翻訳研究を図説事典化した初の専門事典


【本書の特徴】
一.歴史事典としての児童文学事典――翻訳から俯瞰する初めての児童文学史
明治期においては、児童文学とは翻訳文学と同意義であり、大正期においても『赤い鳥』等当時の児童雑誌を精査すれば、翻訳文学こそ児童文学の出生地であったことは明瞭である。日本の児童文学事典は、この意味で「翻訳歴史事典」として編まれる必要がある。

二.装幀と挿絵の児童文学事典――明治大正昭和の作品ごとに見る美術史事典
児童文学は「子どもの視点」が強調されるが、その視点を提示するのは常に大人であった。児童文学の普及を目指す人々は、この視点を強調するあまり、視覚的なものを取り込まざるを得なかった。大正期の児童文学雑誌はもちろん、昭和期以降に氾濫した児童文学全集は挿絵の装飾を必要とした。日本の児童文学は「挿絵と絵本」の歴史であった。

三.名場面とキャラクター事典――名作のイメージを視覚的にさぐる挿絵事典
明治・大正・昭和の児童文学作品は、各時代の読者によってその名場面と主要キャラクターが記憶されてきた。日常生活の中で大きな影響を与えてきた名場面とキャラクターを翻訳作品の中から抽出する。

四.初訳とその後の翻訳史をたどる翻訳事典――翻訳に見る文化史事典
近代児童文学は翻訳文学の影響下で生成してきた。従来の「国民文学」的視点を揚棄し、比較文学・比較文化的視点を重視する日本児童文学史の書き換えを提案する。日本の児童文学は、教育の普及とあいまって日本文化のエートスを形成してきた。複層化した現代文化を解きほぐす糸口もここにある。

五.第一線研究者による研究事典――25名の研究者が寄稿する翻訳児童文学論集
従来の事典項目の域を超えて、各執筆者が現在の児童文学に対する関心と問題点を、最新の研究成果を踏まえて25名の専門研究者が論ずる1,000枚に及ぶ文学論集。




【全巻構成】
第1巻  図説 日本の外国児童文学【全ページカラー】
  ―1500枚のカラー図版で、明治〜昭和の児童文学の変遷を訳文・装丁・挿絵で辿る―
第1部 児童文学翻訳史【カラー】
第2部 名作の紹介と起源【カラー】
第3部 名場面・キャラクター集【カラー】

第2〜3巻 原作者と作品
  ―150点の名作を約1000点の刊行物と1300点の挿絵で紹介、明治以降の翻訳の導入とその後の展開を辿る―
第4部 原作者とその翻訳史事典

4巻   翻訳児童文学研究
  ―25名の研究者が新しい視点を提案し、新研究に最上の指針を示す―
第5部 日本における翻訳児童文学
第6部 翻訳作品年表・索引 (書名・原作者・翻訳者・挿絵画家)